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センチメンタル・サバイバル の商品レビュー

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16件のお客様レビュー

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2020/01/24

この20代前半に読めてよかったです。おもしろかった! 女の人生の教科書みたいな感じで一章ごとが学びの連続でした。この手の本すごく好きです。 フリーターとして働く人が多いという現状を示していながら、フリーターを否定しないようにかかれていて、かつ、フリーターやニートの人にも夢や希望を...

この20代前半に読めてよかったです。おもしろかった! 女の人生の教科書みたいな感じで一章ごとが学びの連続でした。この手の本すごく好きです。 フリーターとして働く人が多いという現状を示していながら、フリーターを否定しないようにかかれていて、かつ、フリーターやニートの人にも夢や希望を与えていて誰も悪者にしない平さんの包容力を感じました。 現代社会の問題とかを盛り込みまくってて、おもしろかった。 働く女と恋愛についての話がなるほどなと特に学びになったし、やるとかしようとかの話は共感。 主人公のるかにはもっと成長して欲しかった。笑

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2015/02/03

小さな決意  荻野るかは、両親が故郷に帰って「蕎麦屋」をやることになり、叔母のうちに居候している。  叔母は独身で48才。社員研修のプロとして、会社を共営している。  るかは、画材やでバイトをしているのだが、正社員になろうとは思わない。  恋人だった暁とは友達になった。...

小さな決意  荻野るかは、両親が故郷に帰って「蕎麦屋」をやることになり、叔母のうちに居候している。  叔母は独身で48才。社員研修のプロとして、会社を共営している。  るかは、画材やでバイトをしているのだが、正社員になろうとは思わない。  恋人だった暁とは友達になった。  バイト仲間の民ちゃんは、将来自分のお店を持とうと計画している。  その民ちゃんの友人の左官屋ノンタにるかは恋をする。  そして、ママの家出。  画材屋はもうかる文化センターの購買部としてリニューアルとなる。民ちゃんは止めるというが、るかはどうする…。    題名の意味をずっと考えていた。最後にこんな台詞がある。  「歩き出さなきゃ、どこへも行けない」  きっと、センチメンタル・サバイバルというのは、そうした小さな決意なんだと思った。 2009-02-13

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2013/10/04

24歳フリーターのるかが主人公。基本女性の生き方に関する話がるかを中心に平さんらしく右往左往する様が若干コミカルに描かれている。男が読むには少し辛いかなぁ。

Posted byブクログ

2012/10/31

〈内容〉独身で働き続け48歳となった叔母。その家に家事一切を引き受ける条件で家賃なしで同居することになった「るか」24歳。恋愛に仕事、将来など、理想と現実のはざまで揺れ動くガールズライフを描いた、いま注目の作家の最新長編。

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2012/08/03

同居することになった、おばと姪の物語。シャシシャキしたおばと、やる気のない姪のやりとりや、世代を越えてお互いに影響しあっていく姿が面白い。

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2011/08/02

やる気のない若者女子代表・るか24歳が見事な無気力ぶりを発揮しつつ、自分の方向性を見つけていく。 るかのバイト友達の民ちゃんのしっかり加減とか、居候させてもらっている龍子叔母さんのウルトラお説教が作者の真骨頂。 な〜んも考えてないところにビシバシと説教をかましてくれて、それをるか...

やる気のない若者女子代表・るか24歳が見事な無気力ぶりを発揮しつつ、自分の方向性を見つけていく。 るかのバイト友達の民ちゃんのしっかり加減とか、居候させてもらっている龍子叔母さんのウルトラお説教が作者の真骨頂。 な〜んも考えてないところにビシバシと説教をかましてくれて、それをるかが軽〜くかわしてのリズムは誰もが経験した青春の思い出なんじゃないだろうか。 「歳をかさねること」の楽しさが見出だせる。

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2011/06/10

主人公のおばさんにあたる龍子さんが最高です。 ひとりで爆笑しながら読んで、気分爽快です。 特に中盤の龍子さんがもう最高! 平さんの作品はさわやかさが伴っているのと 人情味があって、文章はとても読みやすいです。

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2011/04/26

1話が短めなので、読みやすかった。 どっちかというと、主人公のるか寄りの目線で読んだけど・・・・ なんでもいい、どうでもいいという曖昧なところにイライラした。 たまに出てくる夕食の料理の場面がすごく美味しそう。 そっちの印象の方が強かったりする。

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2011/03/08

「ウフ.」にて2004年3月~2005年11月まで連載されていた「センチメンタル・サバイバル」 一話のページ数は7~10枚程度でショートストーリーが21話分収まっています。 どれも一話完結ですが、大筋のお話自体は繋がっています。 主人公「るか」は今時の若者。(今時ってなんだよ...

「ウフ.」にて2004年3月~2005年11月まで連載されていた「センチメンタル・サバイバル」 一話のページ数は7~10枚程度でショートストーリーが21話分収まっています。 どれも一話完結ですが、大筋のお話自体は繋がっています。 主人公「るか」は今時の若者。(今時ってなんだよー、とイチャモンをつけてはいけません。) 父が突然蕎麦屋になるってんで、叔母の龍子の元に同居する事となります。 この龍子叔母の部屋にある書が凄い 「いつまでもあると思うな、愛と職」 「親と金」じゃなくて「愛と職」とは、こっちの方が現実的に相当キツイ。(苦笑) 「センチメンタル・サバイバル」では、上記の格言通り「るか」の愛と職についてのお話。 読んでいる人は「るか」に同調するのか? 「龍子叔母」に同調するのか? それによって大分世界観は変わってくるんだと思います。 始終「どうでも良い」とハッキリしない「るか」にイライラするか、「龍子叔母」のマイペースだが自分の年齢に追い詰められている様にイライラするか・・・(どちらにしろ、イライラするのか?笑) 短い話が続くので、夜寝る前に一話づつ読むのにとても良いです。 一話づつ色々と考える事があるので、ユックリ読むのをオススメします。 辻恵子さんのイラスト(切り絵)がとても可愛く見入ってしまいます。

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2019/01/16

画材屋でアルバイトをするるかは 社員研修のプロとして独立した叔母の元で暮らすことに。 24歳フリーターでなんとなく彼氏とつきあっているるかは 48歳独身の派手好きキャリアウーマンの叔母から 仕事や恋愛について様々なことを学んでいく。 整形手術のリスクは止まらなくなること。 女のセ...

画材屋でアルバイトをするるかは 社員研修のプロとして独立した叔母の元で暮らすことに。 24歳フリーターでなんとなく彼氏とつきあっているるかは 48歳独身の派手好きキャリアウーマンの叔母から 仕事や恋愛について様々なことを学んでいく。 整形手術のリスクは止まらなくなること。 女のセックスアピールは最大の武器。 仕事は努力を裏切らず、恋愛はその心の筋トレ。 ギスギスした二の腕よりプルプルの二の腕。 片想いを自分だけで育てると相手の実体を見誤る。 その間に新しい男の子との出会いがあったり 母がそば屋の父と喧嘩して家出してきたり。 イラスト:辻恵子 ブックデザイン:鈴木成一デザイン室 覇気の無い若者と更年期を目前にしたキャリアウーマンの人生訓。 考えてみたら今の自分と母と同じぐらいの年代なのだなぁ。 叔母さんの言うことに納得しながらも反発を感じる るかの気持ちがよくわかるし教訓になったように思います。

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