酒とバラの日々 の商品レビュー
ごくありふれた昭和の空気を感じることができる。 こんなふうに平凡な日常を話にする方が難しいのではと思った。
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ちょっと変わった作品を読みたくなって、清水義範を手に取ったのですが、至ってまともな小説でした。「酒とバラの日々」は二人の青年の映画に対する思いと友情を、「いつの間にか萩」は老女の呟きを、「いつの間にか萩」は大学の同窓生の中年での再会を、そして「ダムとカンナとシンシロシテン」は少年...
ちょっと変わった作品を読みたくなって、清水義範を手に取ったのですが、至ってまともな小説でした。「酒とバラの日々」は二人の青年の映画に対する思いと友情を、「いつの間にか萩」は老女の呟きを、「いつの間にか萩」は大学の同窓生の中年での再会を、そして「ダムとカンナとシンシロシテン」は少年の頃、偉大だった父の老いを描いた作品です。特に目立つところもありませんが、小ぢんまりとまとまった作品でした。 私の中の清水義範のイメージは(といっても「おもな登場人物」と「グローイングダウン」の2冊しか読んでないのですが)、ちょっと変わった作品を書く人だったもので。 どうも今回調べてみると、この作品よりも、更に以前に読んだ作品よりも、更に違う所に本領がありそうですね。相当、巾が広いというか。 一度、本領の作品を読んで見なければいけませんね。
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