その日本語が毒になる! の商品レビュー
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その日本語が毒になる! 吉村達也 ∞----------------------∞ 自分の言動が正しいものなのか不安でよくこういう本を読んでるのだけど、やっぱり言葉って難しい。 とても面白かったので、この方の小説も読んでみたいなぁ。 ☆人は言葉で病気になる ネットが普及し、自分の意見を述べたり人の意見を目にすることが簡単になった。自分と違う価値観に腹が立ち、平然と人を傷つける言葉を吐く。しかし、心の狭さがあるからこそ個性は輝く。価値観の衝突を避けることが必要。 ☆人間性を疑われる日本語 「天に唾を吐く」。悪意のある言葉は自分の人格を貶める。 「~と言えば嘘になる」と自分の意見を言わないずるさ。(二重否定が苦手です。で、どっち?って思う) 他に、捨て台詞や相手の親への侮辱、威張ることなど。 人には自分の悩みは分からず、自分の悩みが1番重い。 ですます調は気をつけないと嫌味になりやすい。 ☆普通のようで変な日本語 美しい日本語を守っていくことも重要だが、時代の流れとともに変わって行く日本語を受け入れることも重要。 人はいちいち言わないと分からない。 「二度とこういうミスが起きないように…」は反省であって謝罪では無い。 朝は「おはようございます」とかしこまった言い方がある一方、昼と夜の挨拶がラフすぎる。 「すみません」「どうも」の多用。 ☆怖がりながら使う日本語 「お言葉を返すようですが」や「驚かないでね!」など前置きは要らない。大人の事情に子供を利用するな。「お金の問題じゃない」という人ほどお金に汚い。 年齢ではなく生まれた年を聞くのは相手も答えやすく、世代も分かり付き合い方が分かる。 ☆人格のトリックを知る 犯罪とは無縁な?礼儀正しく、大人しく、真面目と思われてる人ほど危うい。加害者と被害者が直前まで逆の立場だったということもある。人は誰でも性格の二重構造を持っている(「性格交換」吉村達也)。 ☆人は言葉で健康になる 全ての人生体験は死に直面した時の備えとして吸収していかなければならない。死は考えていたよりもずっと早く訪れるということが死の恐怖の本質。 ●最悪は最良の伏線 ●伸びきった膝ではジャンプできない ●苦労は楽しんでいる世界だけに存在する ●病は変化への健全な反応である ●過去と未来は自分の頭の中だけに存在する ●実現不可能でも夢は持つべきだ ●天国で会おう 2022/09/11 読了(図書館)
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何気ない日常会話の中にも多くの問題ある日本語が潜んでいる。そうした毒になる言葉から人間の本質や日本文化の特性まで見えてくる。作家というある意味日本語のプロによる日本語についてのエッセイ。 「人は言葉で病気になる」という第一章から始まり、現代社会における日本語に関わるさまざまな問...
何気ない日常会話の中にも多くの問題ある日本語が潜んでいる。そうした毒になる言葉から人間の本質や日本文化の特性まで見えてくる。作家というある意味日本語のプロによる日本語についてのエッセイ。 「人は言葉で病気になる」という第一章から始まり、現代社会における日本語に関わるさまざまな問題点を挙げ、よく使われるおかしなフレーズとその背景にある意識や文化などを取り上げている。一方で、最終章では「人は言葉で健康になる」として、「クスリになる日本語」を紹介している。 紹介されているフレーズが実際にありがちなもので、日頃違和感を覚えているものだったりして、共感・納得できるところが多かった。
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現代社会で使う場合の日本語が抱える問題を指摘。 誤解と曲解。正解は幻想。 自分も相手も言葉は全てが正しいのではなくいろんな要素を持っていて瞬時に変わることがある。 だから相手を傷つけず自分を守ることを忘れないことが大切。
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「おはようございます」に相当する昼〜夜の挨拶が存在しないなど、見過ごしてしまいがちな日本語のヘンなところをスパスパ指摘してます。 さらに、日本語の使い勝手の悪さからくる、日本人の精神風土の問題点まで浮き彫りに。「コレだから日本人は...」みたいな考え方に親しんでいる人には、胸のす...
「おはようございます」に相当する昼〜夜の挨拶が存在しないなど、見過ごしてしまいがちな日本語のヘンなところをスパスパ指摘してます。 さらに、日本語の使い勝手の悪さからくる、日本人の精神風土の問題点まで浮き彫りに。「コレだから日本人は...」みたいな考え方に親しんでいる人には、胸のすくような話題がいっぱいです。
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※このレビューにはネタバレを含みます
[ 内容 ] 本格的なネット時代を迎え、ますます過激化する一方の「言葉の暴力とウソ」。 食品だけでなく、何気ない日常会話にも、偽装と毒はひそんでいる。 「何様のつもりだ」「おまえが言うな」「いかがなものか」「だから日本人は」「生理的にキライ」「不正はなかったと信じたい」―言っても言われても、心が傷つく不用意な言葉の数々。 ミステリー作家の著者が日本語特有の落とし穴を鋭く指摘し、人格急変のトリックも浮き彫りにしながら綴る、殺伐とした世の中で自分の心を守るための目からウロコの精神衛生本。 [ 目次 ] 第1章 人は言葉で病気になる―ネットの病理は昔からある人間の本質だ 第2章 人間性を疑われる日本語―言葉で人を攻撃しているときがもっとも見苦しい 第3章 普通のようで変な日本語―何気なく使ってしまう言葉にひそむ落とし穴 第4章 怖がりながら使う日本語―そんなに相手の反応が恐ろしいのか 第5章 人格のトリックを知る―白から黒へと人の性格が急変するほんとうの理由 第6章 人は言葉で健康になる―クスリになる日本語を常備しておく [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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僕がふだんから感じている日本の文化から受ける堅苦しさや息苦しさを文章にして切っている。極めてわかりやすい話し言葉の文章で事象を明晰に説明していて非常に読みやすい。 読みながらうなずくことばかりです。しかし、批判だけしといてまともな解を提示していないので☆は4つ。 1時間弱...
僕がふだんから感じている日本の文化から受ける堅苦しさや息苦しさを文章にして切っている。極めてわかりやすい話し言葉の文章で事象を明晰に説明していて非常に読みやすい。 読みながらうなずくことばかりです。しかし、批判だけしといてまともな解を提示していないので☆は4つ。 1時間弱で読める。通学の片手間にどーぞ。
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