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朝鮮半島の平和と統一 の商品レビュー

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2011/03/16

原題は「朝鮮半島式統一、現在進行形」。 南北韓の現在の状況を「分断体制」と名付けて議論を行っている進歩陣営(NL)の代表的な論者、白楽晴の数少ない日本語訳の一冊である。 彼の主張する分断体制論とは何か、どのように統一を行っていくべきかが論じられている。特に、日本語訳への序文や第...

原題は「朝鮮半島式統一、現在進行形」。 南北韓の現在の状況を「分断体制」と名付けて議論を行っている進歩陣営(NL)の代表的な論者、白楽晴の数少ない日本語訳の一冊である。 彼の主張する分断体制論とは何か、どのように統一を行っていくべきかが論じられている。特に、日本語訳への序文や第一章にあてられた著者とのインタビューは、著者の考えがよくまとまっており読みやすい。 進歩陣営の一つを形成するNLを代表する著者の統一議論と、もう一つの進歩陣営PDの論者「孫浩哲」の統一議論を比較してみたり、保守陣営との比較をすることで韓国の統一をめぐる「南南葛藤」についての理解がより深まるだろうと思われる。

Posted byブクログ