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あちん の商品レビュー

3.6

7件のお客様レビュー

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2017/10/19

一言でいうと物足りない。 身近な知り合いや友人が自殺や事故で死ぬ。 それを空想や妄想を盛り込んで怪談話にしちゃいました。 って感じか。 この本の表紙がバカボンの着物に見えたのは あたしだけだろうか・・・あ、ちん。

Posted byブクログ

2013/12/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

第2回『幽』怪談文学賞短編部門受賞作。 5編の連作短編形式で、地方都市(福井?)の県庁に勤める主人公に度々降りかかる怪異現象が描かれています。 地方の伝承や噂話が巧く組み込まれていて、怪談ではあるのですがどこか爽やかでもあるポジティブさもあり、読後感も悪くないです。 タイトルにもなっている"あちん"という言葉の真の意味が胸に響きます。 「迷走」「2時19分」が特に好みでした。 先頃発売された文庫には追加短編があるそうなので、そちらも手にとってみたい。

Posted byブクログ

2011/01/27

一人の女性をとりまく、不可思議な出来事。 表題作の「あちん」と「2時19分」がすきです。 ホラーに分類されるのでしょうが、雰囲気がとても好みでした。ホラーな部分が、日常からかけ離れすぎない感じが。 長編にも期待!

Posted byブクログ

2010/02/07

短編集かと思ったのですが、連作短編集でした。ひとうひとつの短編が少しずつ繋がって、それらが最後にはひとつの大きな物語になります。 読んでいると、それなりに怖くもあるのだけれど、その怖さの中に物悲しさや寂しさが詰まっていて、何だか切なくなりました。個人的には「あちん」と「迷走」が...

短編集かと思ったのですが、連作短編集でした。ひとうひとつの短編が少しずつ繋がって、それらが最後にはひとつの大きな物語になります。 読んでいると、それなりに怖くもあるのだけれど、その怖さの中に物悲しさや寂しさが詰まっていて、何だか切なくなりました。個人的には「あちん」と「迷走」が良かったです。この五つの短編、それらの中での不思議な体験を通して、主人公が徐々に強くなっていく様子が窺えます。読後感はサッパリとしていて、嫌な感じは残りません。怪談が苦手な方にもオススメしたい…のですが、やはり怖い場面は怖い、かなぁ…。

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2009/10/04

怪談専門誌「幽」と本の情報誌「ダ・ヴィンチ」が共催する、「怪異」をテーマにした文学賞「『幽』怪談文学賞」の第二回短編部門受賞作。すごーく、すごーく面白かった。さすが専門の賞だけあって、足元から冷たいものがじわじわと上ってくるような、ゾクリとくる怖さを感じました。 本書の主人公は...

怪談専門誌「幽」と本の情報誌「ダ・ヴィンチ」が共催する、「怪異」をテーマにした文学賞「『幽』怪談文学賞」の第二回短編部門受賞作。すごーく、すごーく面白かった。さすが専門の賞だけあって、足元から冷たいものがじわじわと上ってくるような、ゾクリとくる怖さを感じました。 本書の主人公は、カーブでも変化球でもない直球ストレートな「理屈では説明できない超常現象」に次々と見舞われていきます。昔から語り継がれてきた物語の中にしか存在し得なかった「怪談」が、現代に生きる主人公に現実として襲いかかってくるんです。 一つ間違えば奇想天外な子ども騙しのような話にもなりかねないテーマを、著者の方は実にうまくまとめていらっしゃるなぁと思う。怖い話好きな方にはぜひお勧めしたいお話です。でも、夜寝る前には読まない方がいいも・・・

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2009/10/04

表題作は読んだことあったけど、全部なかなか怖くて面白かった。連作になってんのね。ラストのオチもなんとなくよかったし。

Posted byブクログ

2009/10/04

面白かったです。特に1話「あちん」と2話の「タブノキ」が。 作者の地元が舞台となっているようで、上の2つが正に地元ネタ(歴史もひっくるめて)をうまく取り込んで書かれているという感じでした。「あちん」のラストは、思わず涙ぐんでしまいました。 そして、恐怖部分の描写、ほんとに怖かった...

面白かったです。特に1話「あちん」と2話の「タブノキ」が。 作者の地元が舞台となっているようで、上の2つが正に地元ネタ(歴史もひっくるめて)をうまく取り込んで書かれているという感じでした。「あちん」のラストは、思わず涙ぐんでしまいました。 そして、恐怖部分の描写、ほんとに怖かった(^_^;) 1、2話だけだったら★5つ。

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