あどけない熱 の商品レビュー
毎日に閉塞感を覚えていた中三の春。初めて塾をさぼった公園で、聖は五つ年上のカイネと知り合う。聖の周囲の大人たちの誰とも違い、印象的で自由なカイネに、聖は瞬く間に惹かれてゆく。だが、カイネには他人と深く関われない理由があるようで、聖は彼の作る距離をもどかしく感じていた……。青く幼く...
毎日に閉塞感を覚えていた中三の春。初めて塾をさぼった公園で、聖は五つ年上のカイネと知り合う。聖の周囲の大人たちの誰とも違い、印象的で自由なカイネに、聖は瞬く間に惹かれてゆく。だが、カイネには他人と深く関われない理由があるようで、聖は彼の作る距離をもどかしく感じていた……。青く幼く鮮烈な過去篇「宵待草」と、その十年後を描く「二人静」の二篇を収録した、著者初のオール標準語作品。全篇書き下ろし。
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十年前の約束 中学生と19才の出会いのきっかけは 「見てるだけであったかくて幸せな気分になる色」のクロッカス。 「また会いたい。」という気持ちを行動にする。 一生懸命な聖が可愛くて。ほだされちゃうよね。
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- ネタバレ
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いいですね。こういう純情話。 だって、10年も待つんだよ!! よく、待ってくれたよね!! と、思うよー。 キュンキュンする!!(爆) こういう純情なのがいいです。でも、ちょっとせつな的なにおいがするのも、これまたお気に入りポイントとして点数がたかったりもしてます。
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それぞれの鬱屈や事情を抱える少年達の出会いと 別れの後の手紙のやりとりと再会までのお話。 二人の世界の閉塞感からか、どことなく消化不良な感じが 残ってしまったのが残念…
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私はこういう閉塞感が―――というとなんかあれなんだけれども、「二人だけで完結した世界」というのが好きです
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