コンスタンティノープルの渡し守 の商品レビュー

塩野七生【文】,司修【絵】

2017/07/18

10分あれば読めてしまう短編。コンスタンティノープルの金角湾で舟の渡し守をするテオの切ない恋物語。オスマンに征服された後の地で、主人公がギリシア人っていうのがまたよかった。香りは、人の記憶に残り続けるのね…。
司修さんの切り絵もしくは版画のような挿絵がとても綺麗。塩野七生シリーズ、いつかは手を出したいなあ。

2009/10/04

コンスタンティノープルの金角湾で渡し守として
働く少年テオは、ある日祖父に連れられたギリシア人の
少女を船に乗せる。定期的に船に乗りにくる少女を
何度も船で渡してやるうちに二人は、互いにほんのりと
恋心を抱いたのだろう。しかし、少女は突然ぱったりと
やってこなくなってしまった…。テオは少女を
恋しく思いながらも探す当てもなく、どうする事も
出来ずにいた。しかし、ある時テオは少女の行方と
、少女の心を知ることになる。
思わず切なくなるお話を、司修さんの個性的な
絵とともに。

2009/10/07

舞台は国際色豊かな街、コンスタンティノープル。渡し守の少年テオはギリシアの少女と出会い、いつしか彼女との再会を心待ちにするようになる。