まごころを、君に の商品レビュー

汀こるもの【著】

2012/09/12

タナトス二作目。この作者漫画好きなのか。ジョジョとかヘルシングとかのネタがちょいちょいある。
小話的なのとかうんちくは面白いのだけど、ミステリとしてはどうなのって感じた。トリックが成り立つのか疑問だし、動機を推理するのは無理じゃね、伏線がマニアックすぎる。
ただ水槽が欲しくなるシリーズではあると思う。ベタ飼いたい。

2012/07/17

タナトスの二作目。
学園物ではあるけれど、相変わらず美樹が行くだけで死人がばたばた出てきます。恐ろしい。
グッピーの遺伝の話は面白かったです。
魚の知識は詳しくないので、このシリーズはとても興味深い。そしてそれを双子に置き換えてしまうところに、やるせなさがあるなと思います。
ネタバレになりますが、あの装置が作動するまでの間。あの双子はどんな気持ちで時を待っていたのだろうかと思います。
自分ではどうすることも出来ない仕組みで、これまで積み重ねてきたものが崩壊してしまった。その衝撃をぶつける者と、受け止める者と。
きっとそこには深い情があるんだろうなと、思いました。
どこの双子もそうなのかも知れないと、シリーズを読んでいると思います。

2012/03/13

ミステリ……？
心象描写に迫る部分が多いせいか、あんまりミステリっぽくない。
ですが！
美麗男子の双子が好きなら非常にオススメです。

2012/03/07

作者が得意にしている分野の蘊蓄のすさまじさは１作目以上で、見開き２ページ分、改行もなくまっくろけーに蘊蓄まくしたててるページすらあるよ。
「お前は京極堂か！」
とツッコミたくなりました（笑）
しかしその得意分野をしっかりトリックで使ってるあたり、マニアっぷりが伊達じゃないね！

今巻は学園ものでした。
バカップルとかも出てきて、学園物らしいがちゃがちゃ楽しい感じで始まるのですが、段々怪しげに陰惨になっていくあたり…

主人公双子の生い立ちなども、じりじり明らかになりつつあります。
双子のヒミツ知りたさに、シリーズ読破してしまいそうな予感^^;

2012/01/16

シリーズ二作目のようですが、いきなりこの作品から。若干あらすじと中身が違うような。シリーズ他作品もとりあえず読んでみたい。

2011/10/14

死神THANATOSシリーズ2作目

良作。
前回よりも魚薀蓄が不自然じゃなく、きれいに着地できてると感じた。
途中かなり遠回りするけど、そこで拾ってきたものも最後にはきれいにまとめていて、それもおもしろい。

「グッピー」「メンデルの法則」「ハムレット」そして「双子」
1作目もそうだったけれど、話のキーワードが分かりやすく存在して、迷わないで読むことができた。

それと、毎回視点のお守り警察官・高槻さんが2人に慣れたのかな。
本人も言っている通り、その慣れが表れていて読みやすく感じたと思う。
それか、私のほうも2人とこるものさんに慣れたのかな。

今回は2人を取り巻く世界も見えていたから次回どうなるのか楽しみです。

2011/06/28

　青春文化祭恋愛モノミステリ。

　常識と非常識というより、個々によって大切なものが違うんだなということが明快に書かれている。

2011/05/21

　タナトスシリーズ二作目。
　あいかわらず美樹の蘊蓄が物量としてページに反映されているせいか、事件が起きるまでが異様に長い……なぜだろうページ数はさほどでもないのになかなか読み終わらないのはなぜだろう……。
　ちょっとあらすじ詐欺っぽい感じもしましたが、楽しく読めました。なんだろうこの作者のクセになる感じ。ふしぎ。

2010/12/29

今回は真樹の高校の文化祭でのクラスター爆弾事件。相変わらず美少年双子の能力炸裂。

犯人当てモノではないので、お魚の知識で犯人特定。証拠とか良いんで、お魚薀蓄を堪能。って感じでとても楽しめた。

2019/01/16

事件の真相も美樹の独白もなんだかとても切なかったです。
http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-219.html