夢のまた夢(第一巻) の商品レビュー
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底本1993年刊行。秀吉主人公の歴史小説。全5巻。本能寺の変直後の、秀吉の中国大返しから山崎の合戦、清洲会議を経て、その後の織田信孝・滝川一益・柴田勝家連合との対決(賤ヶ岳の合戦が終幕)。さらには、織田信雄の離反前夜まで。通常小説で描かれる人間描写は極力回避し、むしろ戦史解説書的な叙述に終始する展開。著名な戦闘場面は勿論、各戦いにおける両陣営の調略、決戦前の個々の攻城戦・小規模戦、代表的戦闘の軍団配置からその展開をも描写しており、さながら戦史記録をあさっている錯覚に陥りそう。文献提示も割に多め。 小説の醍醐味を味わえるとは言い難いが、こういうのが好きな人がいるのも間違いない。さすがに今となっては、太閤記のような秀吉一代記の小説は余り読みたいわけではないが、こういう細かい(換言すれば、マニアックとも言えそう)情報が書かれているのであれば、読んで損はないと思える。
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(1996.09.19読了)(1996.09.03購入) 内容紹介 明智光秀を破り、天下取りの端緒を握った秀吉。胸に湧く野望の行く手は?寵児の一生を軸に風雲の時代を描く歴史大河の雄編なる。 ☆津本陽さんの本(既読) 「下天は夢か 一」津本陽著、講談社文庫、1992.06.15 ...
(1996.09.19読了)(1996.09.03購入) 内容紹介 明智光秀を破り、天下取りの端緒を握った秀吉。胸に湧く野望の行く手は?寵児の一生を軸に風雲の時代を描く歴史大河の雄編なる。 ☆津本陽さんの本(既読) 「下天は夢か 一」津本陽著、講談社文庫、1992.06.15 「下天は夢か 二」津本陽著、講談社文庫、1992.06.15 「下天は夢か 三」津本陽著、講談社文庫、1992.07.15 「下天は夢か 四」津本陽著、講談社文庫、1992.07.15
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明智光秀を破り、天下取りの端緒を握った秀吉。胸に湧く野望の行く手は?寵児の一生を軸に風雲の時代を描く歴史大河の雄編なる 1996年5月19日初読
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