1,800円以上の注文で送料無料

笑いながら死んだ男 の商品レビュー

3.3

6件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    3

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2022/05/07

ゴーストライター/ホーギーシリーズ第一弾で1988年発表作。 コメディアン2人組で一世を風靡しながらも、解散後は落ちぶれていった片方の自伝をホーギーは引き受ける。最大の売りは、元パートナーと不仲となった原因。だが、頑なに本人は過去を明かすことを拒否し続けた。徐々に明かされていく愛...

ゴーストライター/ホーギーシリーズ第一弾で1988年発表作。 コメディアン2人組で一世を風靡しながらも、解散後は落ちぶれていった片方の自伝をホーギーは引き受ける。最大の売りは、元パートナーと不仲となった原因。だが、頑なに本人は過去を明かすことを拒否し続けた。徐々に明かされていく愛憎と不信。ホーギーは、プライドを捨てきれない偏屈な男に辟易しつつも、隠された事実を掘り起こすが、何者かが自伝発行をやめさせようとするトラブルが続発。ついには〝男〟の死が訪れる。 核となる殺人は中盤を過ぎてから。平易な文体で読みやすいが、事件が起こるまで引っ張るエピソードが地味なため、中弛みしている。ナイーブな主人公の造形はすでに仕上がっており、本シリーズ一番の魅力でもあるのだが、それだけではさすがに辛い。物語をどう形作るか、まだ迷いがあるのを感じた。助走といったところか。

Posted byブクログ

2017/11/20

元売れっ子作家ホーグが活躍するホーギーシリーズの一作目。 大物コメディアンのソニーから自伝の執筆依頼を受けたホーグは、ソニーの邸宅で暮らし始める。 傍若無人なソニーの態度に振り回されるホーグであったが、次第に友情を感じ始めた。 しかしソニーは暴露すると約束した一世一代の謎について...

元売れっ子作家ホーグが活躍するホーギーシリーズの一作目。 大物コメディアンのソニーから自伝の執筆依頼を受けたホーグは、ソニーの邸宅で暮らし始める。 傍若無人なソニーの態度に振り回されるホーグであったが、次第に友情を感じ始めた。 しかしソニーは暴露すると約束した一世一代の謎についてはだんまりを決め込んでいた。 そんな中、ソニーはその謎について打ち明けると決心した矢先に殺されてしまう。 志半ばで死んだ友人の本を完成させるため、ホーグは謎の真相を調査する。

Posted byブクログ

2011/09/30

状況が過去に戻ったせいか、少し物足りない。 ホーギーのゴーストライター生活の一作目。日本語翻訳版としては三作目。

Posted byブクログ

2010/04/14

(相対的感想五段階評価) 明 ・@・・・ 暗 衝撃・・@・・平凡 一過・@・・・永年(読んだときの気持ちの燃費) 論理・・・・@稚拙 表紙 3 ハンドラー作品は翻訳される順番が、三作目、一作目、二作目、という順番になっている。これは森博嗣氏の「S&Mシリーズ」の執筆から刊行され...

(相対的感想五段階評価) 明 ・@・・・ 暗 衝撃・・@・・平凡 一過・@・・・永年(読んだときの気持ちの燃費) 論理・・・・@稚拙 表紙 3 ハンドラー作品は翻訳される順番が、三作目、一作目、二作目、という順番になっている。これは森博嗣氏の「S&Mシリーズ」の執筆から刊行された順番と同じだ。 主人公のホーギーとメリリーとの関係が逆戻りしているような気がしたのは気のせいではなかった。つまりこれは過去の話だったのだ。 トリックや推理する部分はあまりなんとも思わないが、ジョークや男女の会話が最高にお洒落で、もう、本当にそれだけのために読んでいる。ストーリーはその台詞を言わせるためのコンベアーにしかすぎない。最高だった。

Posted byブクログ

2009/10/04

ホーギーシリーズ1作目。最初からマラドーナの顔が思い浮かんで、ザ・ワンはずっとマラドーナで読んだ。猫と針金のほうがよかった。でもこれもまあまあ。

Posted byブクログ

2009/10/04

会話、展開、キャラの魅力、どれをとってもおかしなところがない。フィクションのはずなのに登場人物が生き生きとして見えるというか、本当に居る人物のように見える。謎と解決は意外というよりもすっきりと綺麗に収まったという感じ。でも一級のユーモアミステリ(?)でしょうな。

Posted byブクログ