選手の潜在能力を引き出す クリエイティブ・コーチング の商品レビュー
「正当性があり、うそをつくことなく、公平無私であり、思いやりがあり、尊敬の念をもち、我慢強さがある」というキャラクターこそ、選手の本音を引き出せることがわかっているのだ チームの自覚を徹底させるためにスタッフは選手ごとの目標を書いた一覧表を作成し、チーム内で回覧している。あらか...
「正当性があり、うそをつくことなく、公平無私であり、思いやりがあり、尊敬の念をもち、我慢強さがある」というキャラクターこそ、選手の本音を引き出せることがわかっているのだ チームの自覚を徹底させるためにスタッフは選手ごとの目標を書いた一覧表を作成し、チーム内で回覧している。あらかじめスタッフはゲームに対する個人目標を書く選手から聞いておく。そして、ゲーム中のプレーや態度が記録用紙に書き込まれ、ゲーム終了後にそれが選手個人に渡される 選手は明瞭で簡潔な境界があることで安心する。みずからに責任があると感じると、さらに自発的にチームの「きまり」に従い、よりよい結論を出そうとする いまや伝説的なコーチで、高校でクロスカントリーを教えるジョニー・ニュートンは、練習において、毎日百名をこえる選手ひとりひとりに一言ずつ声をかけることにしている。その内容は、大きかろうと小さかろうと、選手のチームに対する貢献をほめる言葉だという ジャクソンがブルズに来る前、ブルズの有能な選手はもがき苦しんでいた。ジャクソンが最初におこなったことのひとつは、すべての選手に個人的な要求を二の次にすることを求め、トライアングル・オフェンスを導入したことだった。このオフェンスでは、もっともよいシューターだけではなく、フロア上のすべての選手がボールに触れるようになる。ローテーションや動きでチャンスがきたら、たとえその選手がショット成功率の悪い選手であっても、そのタイミングで、すぐにショットを打つ。選手たちにはチームのためにすべてを捧げるようなオフェンスが求められる。全員がオフェンスに複雑に関わるようになり、選手として相互に連携しあうことによって、調和した考えで動くことができるようにした。このような結束力のあるシステムの妙味をつくることが、無意識にプレーする喜びによってわれを忘れさせ、熱中させた 「約束のことば」は自己を導くものであって、自己をごまかす行為ではない 彼女もそうだが、われわれのほとんどは、「やればできる可能性を秘めたただの人間」である
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