恋するように、ボランティアを の商品レビュー

大熊由紀子【著】

2010/09/22

「ボランティアはするのは楽しい、されるのは気が重い・・・」
　そんなところに健常者が気づいていないギャップがあります。
　当事者が考え、何とかしたいと始まった素敵な活動の数々や、

「真のボランティアは、ボランティアと気づかないところから生まれる・・・」
　ほっとかれん（自発性）から生まれるのが、本当に人のためになる、無償のボランティア活動であったり、

「ボランティアが法を超える、制度を超える」
　何もそこまでやらなくてもといわれながらも、内なる信念を貫いて活動を続けていると、法や制度の方が変わってくる活動があったり、

　沢山の事例をもとに、本当にためになるボランティアとは何か、社会福祉とはどのようなことが満たされているべきかなど、多くのことを考えられる一冊。
そして、何より、紹介されている素敵な活動たちに励まされます！！