カルトローレ の商品レビュー
謎に塗れたカルトローレを解き明かしていくのかと思いきや、全く解き明かす事なく謎は謎のまま日常が丁寧に綺麗におだやかに過ぎていく。 料理のシーンは文字だけなのに特に綺麗。 終始綺麗な本でした、
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長野まゆみワールド全開。やっぱり一回読んだだけじゃ理解出来ずでした…。 この一回読んだだけじゃ理解出来ない不思議な感じになる読書感が好きなので、満足してます。 そして、多分、もう一回読んでも、よくわからないような気もする…。でも、もう一回読むんでしょうね。
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初めは読みづらかったのですが、世界観に慣れてくると楽しんで読み進められました。…そうなったのはお尻の2割あたりからでしたが笑 独特の用語や人物名、役職、目的、道具…もろもろ理解が進んだ今、再読するとより楽しく読めそうです。 「???」のまま読み進めた頭8割をもう一度読んでみよう。...
初めは読みづらかったのですが、世界観に慣れてくると楽しんで読み進められました。…そうなったのはお尻の2割あたりからでしたが笑 独特の用語や人物名、役職、目的、道具…もろもろ理解が進んだ今、再読するとより楽しく読めそうです。 「???」のまま読み進めた頭8割をもう一度読んでみよう。 ------ 読了から2ヶ月、ふと思い返して評価を一つあげました。やっぱりおもしろかった。というより、2ヶ月の間に何冊も本を読んだのに、いまだに思い返してしまうのが不思議。 この魅力をうまく科学する事ができないのが歯がゆいです。
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何千年も前から伝わる昔話を読んでいるような気分。登場人物の会話には独特な言い回しが使われていたり、服装や習慣にももっと細かな設定がありそう!過疎化して、砂漠が広がる乾いた土地で生活を始める主人公と様々な謎を秘めているような登場人物たち。 そこで起こる不思議な出来事や人々との出会い...
何千年も前から伝わる昔話を読んでいるような気分。登場人物の会話には独特な言い回しが使われていたり、服装や習慣にももっと細かな設定がありそう!過疎化して、砂漠が広がる乾いた土地で生活を始める主人公と様々な謎を秘めているような登場人物たち。 そこで起こる不思議な出来事や人々との出会いが短編で描かれていて、読みやすい作品でした。風景や食べ物の描写は絶品で空想的でロマンチックな世界観を満喫できました。 登場人物では、未だに謎の多い正体不明のエルジンがなぜかお気に入りです。味覚音痴で記憶喪失、なのに本人はあまり気にする様子はない…、温厚そうに見えて戦闘向きな体格をしている等々…登場するたびに意外な一面が見えたりして、すごく愉しませてくれました*
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砂漠のなかの架空の町が舞台のファンタジー。 すべてが地上からふわりと浮き上がっているような、つかみどころのなさが特徴。 曖昧なストーリーや、色彩へのこだわり、「」を用いない会話文、平仮名の多用など、作者が敢えて個性を出そうとしていることはわかるが…。 これを魅力と受け止めるか、...
砂漠のなかの架空の町が舞台のファンタジー。 すべてが地上からふわりと浮き上がっているような、つかみどころのなさが特徴。 曖昧なストーリーや、色彩へのこだわり、「」を用いない会話文、平仮名の多用など、作者が敢えて個性を出そうとしていることはわかるが…。 これを魅力と受け止めるか、小手先と鼻白むかは、好みあるいは年齢的な問題だろう。少なくとも、「あすあらためてたずねる」「むかいやとなりのたてもの」は読みにくいとしか思えなかった。 例えば恒川光太郎や三崎亜記のような、硬質の乾いたトーンなら甘い素材でもいいのだけれど。キレイな言葉を駆使した、淡い世界にときめくような乙女の時期は、遥か彼方。10代で読んでいたら、印象も違ったかなと言うところ。
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再読。 美しい言葉と文章、美しい登場人物。 架空の世界にどっぷりと浸らせてくれる。 景色が見えるし、音が聴こえる気がする。 人物の顔はよく見えないけど、 佇まいははっきりわかる。 その後に出版された同著者の作品と比べても、 このカルトローレが長野作品の最終形だったのでは、と思え...
再読。 美しい言葉と文章、美しい登場人物。 架空の世界にどっぷりと浸らせてくれる。 景色が見えるし、音が聴こえる気がする。 人物の顔はよく見えないけど、 佇まいははっきりわかる。 その後に出版された同著者の作品と比べても、 このカルトローレが長野作品の最終形だったのでは、と思えるぐらい好きな本です。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
この本の世界をすみずみまで知りたいと思うけど ほんのすこししか教えてもらえなくてモヤモヤする。 ・ページがベッタリひっついた航海日誌の解読を任せられる。 ・なんか知らんが日誌が燃えて、燃えカスから植物が生える。 ・育ててみるが盗まれる。 ・まあいいか、試験合格★やったね! ……さっぱりわからぬ。 ただ、風景の描写、食べ物の描写はすさまじく美しくて美味しそう。 マカロンおひとつくださいな。
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「船」から大地に降り、日誌の解読をまかされた主人公。 布、文様、刺繍、砂丘、かわいた空気、太陽、植物。 ここで飲むレモネードはさぞ美味しいに違いない。
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私の好きな本ベスト3に入った。 大好きな長野の世界に 大好きなモチーフが入った。 すてきすぎる。
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時空を超えた異国の乾いた世界で、ゆったりと美味しい食事とお茶を味わうことが出来る小説。 たくさんの謎も危険も出てくるのに、登場人物も読んでいる私も焦ることも怖がることもない。 食事と衣服の細かな描写が魅力的。 もう一度、お茶を飲みながら読み返したい。砂糖菓子を添えて。
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