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冷たい方程式 の商品レビュー

3.6

30件のお客様レビュー

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    4

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2023/05/15

《目次》 ・「接触汚染」 キャサリン・マクレイン ・「大いなる祖先」 F・L・ウォーレス ・「過去へ来た男」 ポール・アンダースン ・「祈り」 アルフレッド・べスター ・「操作規則」 ロバート・シェクリイ ・「冷たい方程式」 トム・ゴドウィン ・「信念」 アイザック・アシモフ ...

《目次》 ・「接触汚染」 キャサリン・マクレイン ・「大いなる祖先」 F・L・ウォーレス ・「過去へ来た男」 ポール・アンダースン ・「祈り」 アルフレッド・べスター ・「操作規則」 ロバート・シェクリイ ・「冷たい方程式」 トム・ゴドウィン ・「信念」 アイザック・アシモフ ・ 解説/伊藤典夫

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2021/03/19

子供のころ、マンガ雑誌の懸賞で当たった小さなラジオが宝物でした。それを耳に当て、布団をかぶって、ボリュームを絞り、深夜にこっそりラジオドラマを聴くのが大好きでした。 その中で最も印象に残っていたのが「冷たい方程式」を原作とした作品。残念ながらタイトルは覚えていませんが、とても衝撃...

子供のころ、マンガ雑誌の懸賞で当たった小さなラジオが宝物でした。それを耳に当て、布団をかぶって、ボリュームを絞り、深夜にこっそりラジオドラマを聴くのが大好きでした。 その中で最も印象に残っていたのが「冷たい方程式」を原作とした作品。残念ながらタイトルは覚えていませんが、とても衝撃を受けました。 そのことを、ふと思い出し、原作を読んでみようと手に取った一冊です。 このシチュエーションはやっぱり秀逸ですね。でも、それだけです。もう一味、もうひとひねり欲しかったです。 SF短編集。 有名な表題作よりも、ラストのアイザック・アシモフの「信念」がおもしろかった。さすがは巨匠。

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2019/10/18

SF小説史上最も重要な作品とひとつと言われる「冷たい方程式」。なぜ今まで積読していたのか、もっと早く読めば良かった。美しいとさえ思えてしまうほどの絶望感。本当はどうにかして助ける手立てがあるんじゃないかと思うだけナンセンス。SF者必読の一編。

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2019/07/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

・彼や、彼女の兄や、両親にとっては、彼女はあいくるしい十代の娘である。しかし自然の法則にとっては、彼女は、冷たい方程式の中の余分な因数にすぎないのだ。

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2018/10/28

かつて読んだことがあるほずのSFの古典だが、読んでみたらどうも初めて読んだらしい。 mmsn01-

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2017/04/08

SF。短編集。 有名な表題作を読みたくて、図書館からレンタル。 その表題作は、意外にもシンプル。宇宙を舞台に、避けられない運命に直面した女性の物語。派手ではないが、印象的な良作か。 他作品では、ベスター「祈り」(「願い星、叶い星」と同一作品?)、シェクリイ「操作規則」、アシモフ「...

SF。短編集。 有名な表題作を読みたくて、図書館からレンタル。 その表題作は、意外にもシンプル。宇宙を舞台に、避けられない運命に直面した女性の物語。派手ではないが、印象的な良作か。 他作品では、ベスター「祈り」(「願い星、叶い星」と同一作品?)、シェクリイ「操作規則」、アシモフ「信念」がなかなかの出来。

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2015/02/03

私には表題作がそこまで名作とは思えない    表紙   6点中西 信行 展開   6点1954年著作 文章   6点 内容 600点 合計 618点

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2014/12/15

短編集であるが表題作のみを目的に図書館で借りる.「トロッコ問題」等に通じるハードSF.1954年に書かれたらしい. 無邪気な密航少女が観念していく様子に,読んでいて少し寒気を覚える.

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2015/01/08

本書は、雑誌SFマガジン収録の作品から文庫への収録の機会に恵まれなかった作品を中心に構成されたアンソロジーです。 2011年に同じタイトルで新版が出版されていますが、こちらは1980年に出版された旧版の方。新版は2年くらい前に読んでいましたが、新版と旧版では収録されている作品が異...

本書は、雑誌SFマガジン収録の作品から文庫への収録の機会に恵まれなかった作品を中心に構成されたアンソロジーです。 2011年に同じタイトルで新版が出版されていますが、こちらは1980年に出版された旧版の方。新版は2年くらい前に読んでいましたが、新版と旧版では収録されている作品が異なるとのことでしたので、気になって購入。全6編。 超能力を取り扱った作品が多数見られることから、多少の古臭さを感じましたが、個々の作品のクオリティに影を落とすにはいたりません。 表題作とアシモフの「信念」は、新版にも収録されていたので再読。表題作の完成度の高さには改めてうなることに。そして、読後の喪失感は計り知れません。 この喪失感ですが、表題作に限らず他の作品にも見受けられました。 「接触感染」は異星の奇怪な生物学的現象により、外見が統一されてしまう物語。外見的な肉体が個々のアイデンティティとどのように関わりあうかを考察した作品でもあり、なかなか刺激的。 「大いなる祖先」の舞台は人類が銀河系に広く進出した遠い未来。神秘のヴェールで包まれた人類の祖先を究明すべく、とある惑星を訪れた研究隊がみつけた真実とは… この真実がとにかく皮肉が利いていて、喪失感も十分。 作品を総じて、ドライな結末が多く、それがかっこいい短編集でした。 ▼収録作  ・「接触汚染」キャサリン・マクレイン  ・「大いなる祖先」F・L・ウォーレス  ・「過去へ来た男」ポール・アンダースン  ・「祈り」アルフレッド・ベスター  ・「操作規則」ロバート・シェクリイ  ・「冷たい方程式」トム・ゴドウィン  ・「信念」アイザック・アシモフ

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2014/10/09

こういうのを「アシモフ的」とでも言うのだろうか。SFを下地に置いてはいるが、芯となるストーリーは倫理観だったり、ヒューマニズムだったりと、どれもとっつきやすい。多分ワタクシは、アシモフの書く文が好きなのであろうということを再認識させられた。全編にわたって訳も秀逸。大人におすすめ。

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