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楊令伝(5) の商品レビュー

4.2

21件のお客様レビュー

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2010/12/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

心身ともに方臘の部下となった呉用は、方臘の勝利を願って智恵を絞る。 禁軍も童貫の奇策や岳飛の活躍により、方臘軍を圧迫。 江南全域が血の海となり、方臘の乱が決着! 燕青・武松らは、方臘に心酔した呉用を救出できるか? 北方では激戦の果て、青蓮寺の魔手が戦局を一変。 燕国の夢破れた耶律大石が自軍を率いて西方へ走り、蕭珪材は金に降伏。 高俅の姑息な手段によって悲願の燕雲十六州回復を成し遂げた宋は、更なる難局に直面する。 青蓮寺の李富が秦檜を登用し、新たな謀略が始まる。 ・・・最後に、思いっきり胸クソ悪くなる事態が発生します( ̄^ ̄) ニン、トン♪

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2011/08/18

北の戦いが終結した。生き残った孤高の蕭珪材将軍のキャラが良かった。どこかで再登場するのが楽しみ。南の戦いも終結。生き残った死の精鋭部隊が、これからの童貫元帥との戦いで、どうなるのか。また、死ねなかった嫌われ者の呉用が、どう復活してくるのか。日本との交易からみの含みもあり。というこ...

北の戦いが終結した。生き残った孤高の蕭珪材将軍のキャラが良かった。どこかで再登場するのが楽しみ。南の戦いも終結。生き残った死の精鋭部隊が、これからの童貫元帥との戦いで、どうなるのか。また、死ねなかった嫌われ者の呉用が、どう復活してくるのか。日本との交易からみの含みもあり。ということで、伏線がいたるところにある5巻だった。なーんかテンション上がるな。楽しみで。

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2010/09/23

 宗教を全面に押し出して国家を作ろうとしていた一派がついに滅びる。正直滅ぶべくして滅びたとしか言いようがないのだが、終わってしまえばなかなか印象的な一派であったと思う。  全体としては、実に後味が悪いのだ。宗教的な陶酔を利用して死を怖れない大集団を作り、まるでアリの絨毯のように...

 宗教を全面に押し出して国家を作ろうとしていた一派がついに滅びる。正直滅ぶべくして滅びたとしか言いようがないのだが、終わってしまえばなかなか印象的な一派であったと思う。  全体としては、実に後味が悪いのだ。宗教的な陶酔を利用して死を怖れない大集団を作り、まるでアリの絨毯のように敵に向かって押し寄せさせる等、読んでいるだけでもなんとなく心が病んでくるような気がする。まして兵糧不足を解決する方法などは。とことん人間の尊厳を踏みにじるような集団の中心にいるのが、すごく魅力的な男たちであったりするのでなおさら怖いように感じるのだろう。まいった。 2009/11/25

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2010/08/28

第五弾 南方での禁軍童貫・岳飛等と方臘との闘いの終結、今後の本格戦闘へ入る序章か? 扈三娘の子がかどわかされる状況での展開は

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2010/05/31

2010.05.31 (41) 戦闘の描写は迫力あり。しかし三国志のときと似てる。中国に旅行に行って岳飛廟を見たことを思い出す。秦檜夫婦の像もあったなぁ。

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2010/04/17

★2009年88冊目読了『楊令伝5 猩紅の章』北方謙三著 評価B+ 宋が北に旧遼軍、南に方臘の宗教叛乱軍と戦っているうちに、梁山泊は北京大名府の北、燕京の南に自分達の小さな国とも呼べる領域を確保していた。一方、童貫は、自らの命を投げ出して勝負を挑む方臘と同じ手を使って、信者達に...

★2009年88冊目読了『楊令伝5 猩紅の章』北方謙三著 評価B+ 宋が北に旧遼軍、南に方臘の宗教叛乱軍と戦っているうちに、梁山泊は北京大名府の北、燕京の南に自分達の小さな国とも呼べる領域を確保していた。一方、童貫は、自らの命を投げ出して勝負を挑む方臘と同じ手を使って、信者達に紛れ込んでいた方臘正規軍を討ち果たす。そして、梁山泊は、武松と燕青の二人を趙仁こと呉用を救うために派遣。方臘の了解を得て、崩壊する方臘軍から救出に成功する。そして、童貫は、江南の鎮圧を果たすが、禁軍の損害も大きく、立て直しに着手する。一方、金では、阿骨打は病により、病死。弟の呉乞買(うきまい)が帝位を継ぐ。

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2009/10/17

小さいながらも、国としての姿を現した梁山泊。 耶律淳の暗殺により、北の騒乱は唐突に終わりを迎え、蕭珪材は金へ迎えられる。 そして、童貫と方臘の最終決戦。 雄雄しく死んだ石宝、死ねなかった呉用。 成長いちじるしい岳飛。 内部から分裂し始めた、青連寺。 数々の伏線の行方が気にな...

小さいながらも、国としての姿を現した梁山泊。 耶律淳の暗殺により、北の騒乱は唐突に終わりを迎え、蕭珪材は金へ迎えられる。 そして、童貫と方臘の最終決戦。 雄雄しく死んだ石宝、死ねなかった呉用。 成長いちじるしい岳飛。 内部から分裂し始めた、青連寺。 数々の伏線の行方が気になります。 ・梁山泊に合流した、方臘軍の精鋭 ・蔡福の憂鬱 ・壊れかけた童貫の心 ・吹毛剣と護国の剣 そして、王貴、王清の誘拐と扈三娘おびき出し。

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2009/10/04

08/10/21読了 江南の乱が決着。 これで折り返し地点なのだろうか…ほんとに十巻で終わるのだろうか…

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2011/08/07

(あらすじなど)南北の戦線に決着がつき、本格的な最終決戦に向けて準備が始まる。岳飛や秦檜など、南宋の歴史上の人物らも存在感を増してくる。■俺は、眼を閉じる。二度と、開くことはあるまい。さらば

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2012/02/21

宋が北は燕雲十六州の奪回と南の宗教反乱に力を削がれている間に〜遼が金に圧迫され燕雲十六州のみを支配する形の中,童貫は江南で方朧が起こした反乱を鎮圧しようとするのだが,方朧は一般信者に度人(死ぬために兵の前に出る)を命じ,正規軍を童貫にぶつけるが,その軍師として呉用が暗躍する。燕を...

宋が北は燕雲十六州の奪回と南の宗教反乱に力を削がれている間に〜遼が金に圧迫され燕雲十六州のみを支配する形の中,童貫は江南で方朧が起こした反乱を鎮圧しようとするのだが,方朧は一般信者に度人(死ぬために兵の前に出る)を命じ,正規軍を童貫にぶつけるが,その軍師として呉用が暗躍する。燕を降伏させるために儀仗兵を率いる高キュウが出馬するが,旧遼の将軍に敢えなく敗れ去り,金が都を占領し,それを宋に譲る形が整った。楊令は旧梁山泊を含む地域を一気に制圧し,州に匹敵する支配地を確保したが,宋は禁軍が出払っていて為す術がない。北と南が収束し,梁山泊と禁軍の衝突が迫る中,岳飛が大物の片鱗を覗かせる〜「金では完顔阿骨陀が病死し,意を含んで弟に位を譲る」と書いたのは先を行きすぎていた。方朧が敗れ去り,耶律大石が西に去り,童貫と楊令がぶつかり合う展開が次回か?

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