廃墟チェルノブイリ の商品レビュー

中筋純【写真・文】

2010/12/29

世の中の流れにより原発反対、推進が大きく変化するが、原点として冷静に把握しておくべき。
生態系への影響について、実際のところが気に懸かる。

2010/03/20

22年後のチェルノブイリ。
原発事故後人のいなくなった街でも着実に時は進み、いまを迎えていた。

「廃墟」という括りでいいのかはよくわからないけれど、そういう括りにするのであればこれは世界最大の「廃墟」なんだろう。

朽ち果てた街の姿は、静かながらも強く訴えてくるものがあり…なんとも表現し難い。

オープン間近で事故が起こり、人を迎え入れることのなかった遊園地が悲しかった。
放射能を多く含んだ土地で黄金色に輝く木々の姿に自然の力を感じた。
散乱したレコード、置き去りの人形に確実にここに人が住んでいた形跡を感じた。
発電所内の長い長いくらい廊下が不気味だった。

チェルノブイリは、これからも静かにしずかに生きていくのかな…

2009/10/04

行ってみたくてもまず行けない所第一位、個人的究極の廃墟「チェルノブイリ」。異様な空気感がまたそそられる

2009/10/04

地球温暖化とか、エコバックとかの影響か、
近年は原子力が「クリーンなエネルギー」と謳われておりますが

本当にそうだったか思い出してごらん

と言われた気になる一冊。

廃墟と化した高級住宅地
レーニンの亡霊
ついに人に触れられることのなかった遊園地
爆発炉を塞ぐ白い十字架のデッドエンド

人間のエゴと、野生の強さ、切なさ、儚さ
そういったものが詰まった一冊。
怖いから買えないけど、見て、読んで、よかったと思える一冊。（＝立ち読み…！）