夕陽の梨 の商品レビュー

仁木英之【著】

2018/04/18

軽妙洒脱な部分がない～１李我（朱温の師・隠棲している）２龐勛（桂州に派遣されていた武寧藩鎮の一部隊の長で勝手に帰還しようとする）３辛讜（親友の杜滔が治める泗州城に乗り込み救援を求める使者を務め、徐州の兵から城を守る）４姚周（龐勛の仲間）５布袋（弥勒の生まれ変わり？）６王仙之（私塩商人）７朱存（朱温の次兄）８黄巣（私塩商人・長安に迫る）９朱温（後に梁を建て禅譲される）～朱温とは唐から禅譲されて梁を建国した朱全忠のこと

2017/01/24

若かりし頃の朱全忠．奴婢の境遇から黄巣の乱に加わって頭角を現し，長安を制圧する．各章がキーパソンの名前になっていてわかりやすい．また，朱温と姉，兄，恋人の情愛は心温まるもので，そのぶん涙を誘う．中国全図があればもっと良かった．

2017/01/18

貧しい生まれの朱温は強くなって家を裕福にしようと匪賊となる．龐勛の乱，黄巣の乱に加わり頭角を表す．布袋が関西弁なのはステレオタイプだが会話が若々しく自然である．恋愛物語も含まれていて感動を呼ぶ．

2012/07/27

お姉さんと恋人さんがもっと救いがあっても良かったんじゃないかな・・・
そこがとても切ないです
話的に一冊で終わってしまうのがとてももったいない気がします
今後の話も読みたい

2012/07/09

中国の歴史物は硬いイメージだったけれど、キャラクターが生き生きしていて、読みやすかったです。このまま終わるのが勿体無く感じました。シリーズにして、この時代以降の歴史も読みたいと思いました。

2011/08/25

図書館で借りた。
大切な物を守りたいがために奮闘する主人公。
しかし、どれだけ力を得ようとも彼の守りたい物はことごとく失われていき、読後感としてはかなり悪い。
救いようのないというか。

個人的に救われない話というのは割と苦手だけど、それでも物語全体を包む暴風のような流れで一気に読了。
こちらが抱く淡い期待がことごとく裏切られていくのが、悲惨な中でかえって爽快なほどだった。

2013/11/10

この人の僕々先生シリーズが好きなので借りてみた。
僕々先生シリーズとは打って変わってかなり硬派。
後梁の皇帝朱全忠が主人公の物語。
↑って書いたのもwikiで確認したくらい中国史の記憶が吹っ飛んでいる自分にはなかなかきつかった…。
登場人物の名前が読めない覚えられないorz地名も全然分からず地理もさっぱり。
何にせよもっと知識を蓄えねばなあと思ったり。
以下続刊なのかと思っていたけど、wikiでその後の朱温を読むと何だか切ない感じだったからここで切ったのかな。
やっぱり三国志とかこういうのって滾る。ゲームしか知らないけど。
三国志と水滸伝はいつか読んでみたいな。

2009/10/04

終わり方が若干中途半端な気がしました。でもその後のことを考えると続けるのもどうなのかなぁとも思います。

2009/10/07

　朱温は山の中に隠棲する李我の元で学び、様々な人と係わりあう中で成長していく。大きな怒りを表に出さず宝とし、反乱軍に参加することで、大切なものを失いつつも学んでいく。
　途中でよくわからなくなってきてしまったので、人物紹介のページを入れてくれたら助かったなぁと思いました。朱温が皇帝になるまでを書いてはいないのでちょっと中途半端な印象です。

2009/10/04

難点は……登場人物の名前の読みが分からなくなるところ；

私の記憶力の悪さによるところなのですが、何度も"振り仮名"の振ってあるところに戻ったりして、読み進むのに時間がかかってしまった〜；