姥捨てバス の商品レビュー
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これもなかなか強烈なお話だつた。 鳥取市立中央図書館より。 最後は壮大なスケールの話になる。 そして、巨大地下壕の中にゐた老婆150人が 坑道の崩落によつて閉じ込められてしまつたのかどうかは初きりと書かれてゐない。 えらく余韻のある終はり方をした。
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崖っぷち人生の「おれ」が相棒と始めたバスツアーの物語。 大手バス会社から相棒と古いバスを買い、白バス営業を繰り返す。 バブルが弾けて、起死回生の企画が姥捨てバスツアー。 山間の廃校を仮想の姥捨てに仕立て、清貧な生活を送るツアーだったが、婆さんたちが消えてしまう。 家族はいても居場所のない婆さんたちが決断した生き方とは? 終わり方が唐突で、もう少し読みたかった。
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姥捨て、つまり年寄りを捨てるというコンセプトのバスツアーを企画した主人公。高齢女性に好評を博すも、ツアー参加者が行方不明になり…というミステリー仕立てのシニカルな小説。 ネタばれになるので詳しくは書かないが、いろいろなテーマが含有されている。軽いのでサクサクと読める。終わり方が面...
姥捨て、つまり年寄りを捨てるというコンセプトのバスツアーを企画した主人公。高齢女性に好評を博すも、ツアー参加者が行方不明になり…というミステリー仕立てのシニカルな小説。 ネタばれになるので詳しくは書かないが、いろいろなテーマが含有されている。軽いのでサクサクと読める。終わり方が面白いと思った。 ミステリーとしても笑いを求めるにしても、やや中途半端か。ということで、星3つ。
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原宏一さん、「佳代のキッチン」「佳代のキッチン2 女神めし」、移動調理車の旅、面白かったです。今回は、白タクならぬ白バスでの観光ビジネス、清貧ツアーや姥捨てツアーを扱った「姥捨てバス」、1998.10刊行、2008.4文庫化の作品です。詐欺まがいの観光ビジネスの企画自体は面白いの...
原宏一さん、「佳代のキッチン」「佳代のキッチン2 女神めし」、移動調理車の旅、面白かったです。今回は、白タクならぬ白バスでの観光ビジネス、清貧ツアーや姥捨てツアーを扱った「姥捨てバス」、1998.10刊行、2008.4文庫化の作品です。詐欺まがいの観光ビジネスの企画自体は面白いのですが・・・、ラストが無理やりな収束に感じられ、ちょっと興ざめしました・・・。しゃれとかユーモアにならない形で、残念な気持ちです。
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原さんの本、二冊目。 やっぱなんかいいわ。 シュールなんだけど、笑えないくらい現実にありそうな設定が絶妙。 サラリーマン出ということもあって、世間の捉え方、感じ方が他の作家さんよりこっちより?みたいな感じ。 ちょっと毒がある感じがよい。 最後はちょっとあっけなかったかなー。
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アイディアがいいですね。 洞窟ってのはちょっと突飛に過ぎるけど、 老人版シェアハウス的なものは実際にあるし。 人に必要とされることが生きがいにもつながるし、 生きがいのある人のほうが充実した人生を過ごせるとおもう。 老人を老人扱いしないことも時には必要なのでは?
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え? これはあれ、大丈夫ですよね? はい、では、大丈夫と言う仮定で進めます。 (読んでない人、読めば意味わかるから) あたし、この人の感覚嫌いじゃない。 サラリーマンだったからなんだろうねこの人。 相棒のせこさも、ビジネスとかってかっこいいこと言ってうさん臭い人も、 すげ...
え? これはあれ、大丈夫ですよね? はい、では、大丈夫と言う仮定で進めます。 (読んでない人、読めば意味わかるから) あたし、この人の感覚嫌いじゃない。 サラリーマンだったからなんだろうねこの人。 相棒のせこさも、ビジネスとかってかっこいいこと言ってうさん臭い人も、 すげー、身に迫る。 おばーちゃんたちの一人一人がもっと書き込まれていたらこの作品、 もっとしっとりといい内容になったんだと思う。 あと、シロクマさんも。 最後の方の母親とのやり取りが秀逸なんだけど、だからさほら、 この結末は、そうじゃないはずってことでいいんですよね? 堅牢ですべての地震でもびくともしない、そんな隠れ家での シアワセな桃源郷ストーリーってことで、拒否権発動ってことで、最後は理解します。 少なくともそう理解したから、泣いてないもん。
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ラストがあっけなさすぎる。もうひとひねりお願いしたい。相棒のダジャレのパターンはテンポがあって良い。
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意志とは裏腹に片棒を担がされているような運転手と金を生み出すことに抜け目なく転んでもただでは起きないような男のコンビがよい。結末もなかなか。
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妙な発想を元に小説を書く作家さんです。 それが床下仙人のように、社会を風刺というか揶揄している場合は面白いのです。 この作品では、老人向けツアーの客が一人行方不明(実際には無断で帰宅していただけ)になった事から、姥捨てツアーと勘違いされ、妙に人気になった顛末が描かれ、発想そのもの...
妙な発想を元に小説を書く作家さんです。 それが床下仙人のように、社会を風刺というか揶揄している場合は面白いのです。 この作品では、老人向けツアーの客が一人行方不明(実際には無断で帰宅していただけ)になった事から、姥捨てツアーと勘違いされ、妙に人気になった顛末が描かれ、発想そのものは面白い。 しかし、そこに風刺や揶揄的なものが感じられないし、なんでこんなにしたのというエンディングであり、どうも頂けません。 もう少し上手く描けば面白い作品になったのと残念です。
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