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性犯罪被害にあうということ の商品レビュー

4.2

45件のお客様レビュー

  1. 5つ

    17

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2024/07/06

著者が実際に遭った出来事を書いてて, 被害に遭った瞬間から,その後の経過,周りの反応,自身の心情のことが事細かにかいてあって,読んでてしんどかった。しんどすぎ飛ばし読み気味だった。 性犯罪ってほんと許せんのに,声はあげにくいし,なぜか被害者も責められやすい。意味わからん。 著者...

著者が実際に遭った出来事を書いてて, 被害に遭った瞬間から,その後の経過,周りの反応,自身の心情のことが事細かにかいてあって,読んでてしんどかった。しんどすぎ飛ばし読み気味だった。 性犯罪ってほんと許せんのに,声はあげにくいし,なぜか被害者も責められやすい。意味わからん。 著者の方も何ができるか模索しているし,私たちを含めた世間ができることってもっと何かあるんじゃないかと,心の底から思った。

Posted byブクログ

2023/12/24

被害者が泣き寝入りするしかない、または隠さなければならないような悪しき社会規範と、その犯罪そのものにまず大きな憤りを感じる。そして、信頼しあい配慮しあう気持ちの疎通すら、なんと難しいことか。

Posted byブクログ

2022/02/09

「傷み」ではなく、「痛み」。 解っている振りをしてそばにいるのではなく、分からないから分かろうとすること。 同じ体験をしていないわたしには分からないけれど、分かろうとすることを止めてはいけない。

Posted byブクログ

2018/02/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 性犯罪被害者として、シンポジウムで実名を出し、被害の経験を語った小林美佳氏が、被害からの7年間を綴った手記。  事件後の感情、価値観、体調の変化や、二次被害、周囲とのすれ違いが詳細に記載されている。特に、被害者の心情や葛藤がとても丁寧に記されており、泣いて、吐いて、日記に「死にたい」と綴る日々の辛さが伝わってくる。  一人でいる時間は事件のこと以外考えられず、社会生活の場では「いつもと変わらない日常」をこなすことで精一杯だった彼女が、やがて自分の力で立ち上がる姿に勇気付けられる。彼女は、理解しあえる被害者に出会い、カウンセリングの場を見つけ、心理カウンセラー養成学校に通い、そして、法律相談対応業務に転職し、自助グループ運営を手伝うまでになったのだ。  自分に出来ることを考えては行動してきた小林美佳氏の生の声が綴られた、性犯罪被害者への“理解”を広め、深めることに強く貢献する一冊。 『性犯罪被害とたたかうということ』も合わせて読むと彼女の活動も、性犯罪被害者への社会の関心もより広がり、彼女がより素敵な方に成長しているのが覗えます。 本書に関わらず、被害者の手記を読んで感じるのは、人それぞれ被害に対して感じることも、反応も、行動も、違っているのだなということです。被害者は一様でなく、個性のある一個人なのだとつくづく思います。

Posted byブクログ

2015/02/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

生きて助かっても、こんなに辛い「その後」があることに胸が痛くなった。 親から恥じられること。 恋人にも侮辱的な言葉を受けること。 自己肯定感が奪われること。 エンディングでは、元恋人やお母さんとの和解?があり救われた。

Posted byブクログ

2014/06/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

これだけの内容を、実名だけでなくご自身の写真を表紙に配して発信されていることに驚きました。 事件の状況、事件後の心身の状態、家族や恋人をはじめとした周囲の人たちの反応・対応が詳細に述べられていて、ここに出てきた当事者の方々がこの本を手にした時どういう想いを抱くのかな…と少し気になりました。 読んでいて何かと厳しく感じるご両親の対応を「酷いよ!」と腹立たしく思っていましたが、最後の方でお母様の本心についても触れられていて少しホッとしました。お父様は…仕方ないのかな…でもやっぱりちょっと酷い気が。とはいえ、自分の父親も同じような態度を取るような気がしないでもないです。 全然厳しい人じゃないけれど、これが男親の心情なのかもって。 「もし自分が小林さんだったら」という想像はなかなかできない(したくないから…)けれど、「もし自分が小林さんの友だちだったら」という想像は読みながらしていました。 きっと私も文中に出てきた友人のように言葉に詰まって「何も言えない」と言っちゃうと思うけど、小林さんが語っているように「分かろうとすること」「『解らない』と投げ出さないこと」は、友人として忘れちゃいけないことって思います。 まだ読んで間もなくで色々頭の中でグルグルしているけれど、小林さんの伝えたいことを、自分なりには受け止められたつもりです。

Posted byブクログ

2013/10/02

経験しないと分からない。これはきっとどうしようもない真実だと思う。 性犯罪に、というより素人の所謂二次創作の世界にあまりに陵辱ものが多く、描く人たちは何を考えてんだろう?という疑問から、性犯罪関連の本の一冊として、手に取った。 しかし、いろんないみで読むのをためらう本でもあった...

経験しないと分からない。これはきっとどうしようもない真実だと思う。 性犯罪に、というより素人の所謂二次創作の世界にあまりに陵辱ものが多く、描く人たちは何を考えてんだろう?という疑問から、性犯罪関連の本の一冊として、手に取った。 しかし、いろんないみで読むのをためらう本でもあった。 なぜか。 著者が私の知人だったら、もう少し違う感じを持てたかもしれない。直接話が聞けるし、なにより自分がどう感じたかを当人に伝えられる。 いやいや、手紙という手もあるか・・・。 とにかくハードルの高い、ある意味敷居の高い本でした。 読み終わって、 辛いとしか。 視界が閉じていたのが広がっていく様子が、苦しい中に希望の光が見えた気がします。 当人にしか分からないことだと思いますが。

Posted byブクログ

2013/09/09

書かれている内容は非常に重い。でも、読みやすい。 法律や裁判として、あるいは病理としての性暴力について読む前に読んでおくとよいかもしれない。 居間にさり気に置いておいたら中学生の子供たちが読んでいた。中2女子のほうは、ちょっとびっくりしたのか最後までは読めなかったみたいだけど、「...

書かれている内容は非常に重い。でも、読みやすい。 法律や裁判として、あるいは病理としての性暴力について読む前に読んでおくとよいかもしれない。 居間にさり気に置いておいたら中学生の子供たちが読んでいた。中2女子のほうは、ちょっとびっくりしたのか最後までは読めなかったみたいだけど、「夜道は危ない」と百回言うよりいいかもしれない。中学1年男子には、AV等から勘違いの知識を仕入れる前に読んでもらってよかったと思う。最初はエッチなことを書いてあるんだろうという興味で読んでも、そういうことじゃない、レイプでは女性は喜ばないということを、脳みそのどこかにひっかけてくれるんじゃないかなと思う。

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2013/03/09

もっと早くこの本に出会いたかった。 性犯罪に遭ったあと、自分が自分でいられなくなる恐怖。 こんな風に考えるのは私だけだろうか? 同じような被害者はなにを思うのだろうか? 毎日果てしない疎外感を抱きながら過ごした。 残念ながらこの本や被害者が集うサイトに当時は辿り着けなかった。 ...

もっと早くこの本に出会いたかった。 性犯罪に遭ったあと、自分が自分でいられなくなる恐怖。 こんな風に考えるのは私だけだろうか? 同じような被害者はなにを思うのだろうか? 毎日果てしない疎外感を抱きながら過ごした。 残念ながらこの本や被害者が集うサイトに当時は辿り着けなかった。 私はなにも恥ずかしいことはしてない。 やっぱりすべて私が悪い。 どちらをとっても残酷で、毎日泣いた。 警察は何も教えてくれない。 そう、あの精神状態で自分を護る術を見つけ出さなければならない。 著者の理解者であるりょうちゃん。 恐らく彼女の体験と私の体験は似ていると思う。 裁判は辛い。 絶対に薦めない。 私も全く同じことを思った。 事件の10日後に発売されたこの本の存在を、もっと早く知っていたら。 一人でも多くの方がこの本を手に取ってくれることを願います。

Posted byブクログ

2013/01/26

この本をここ読書メーターで見かけ、県立図書館経由で読んだ理由。我が家は上の子が二人いわゆるお年頃28歳と25歳の女の子で、幸いなことに性犯罪被害には巻き込まれず育ちました。二人が産まれて幼い時に今住んでいる所に住居を決める時。家内と一番気配った事はこのような犯罪に巻き込まれないよ...

この本をここ読書メーターで見かけ、県立図書館経由で読んだ理由。我が家は上の子が二人いわゆるお年頃28歳と25歳の女の子で、幸いなことに性犯罪被害には巻き込まれず育ちました。二人が産まれて幼い時に今住んでいる所に住居を決める時。家内と一番気配った事はこのような犯罪に巻き込まれないような立地を話し合った記憶が有ります。父親の立場から読むと二次三次の被害・噂を恐れずこの本を発行した。被害著者の勇気に敬意を表したい。

Posted byブクログ