ゆめつげ の商品レビュー
江戸時代ファンタジーなのかと思えば、意外と江戸末期の世情を反映していてハラハラドキドキました。時代が変わるときの緊張感と「夢告げ」というファンタジー的な要素が上手くミックスしていたと思います。あとこの兄弟のコンビが可愛い!!!
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畠中恵のゆめつげを読みました。幕末の騒々しい世相の中で、零細な神社の兄弟が騒動に巻き込まれていきます。この主人公は夢で占うことができるという夢告の能力を持っていたので、幕末の浪士のたくらみに巻き込まれてしまうのでした。超能力を持っているけどおっとりしている兄と、しっかり者の弟の掛...
畠中恵のゆめつげを読みました。幕末の騒々しい世相の中で、零細な神社の兄弟が騒動に巻き込まれていきます。この主人公は夢で占うことができるという夢告の能力を持っていたので、幕末の浪士のたくらみに巻き込まれてしまうのでした。超能力を持っているけどおっとりしている兄と、しっかり者の弟の掛け合いが楽しい小説でした。謎解きもそれなりに楽しめました。最後のほうは夢告げの能力がどんどん強力になってしまい、ちょっと暴走気味だと感じてしまいました。
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江戸末期の神官弓月が「ゆめつげ」が出来るばっかりに事件に巻き込まれた話。時代の変わり目にいろんな思惑が絡まって起きる事件。「しゃばけ」を読んでるから期待しすぎなのかもしれないけど・・・。
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江戸末期の神官のお話。夢で未来を見る神官が事件に巻き込まれます。 推理ものとしてはイマイチですが、キャラ萌え優先の方にはおススメ。
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序盤で、「頼りにならないお兄さんとしっかり者の弟」の関係にくすりとさせていただいた分終盤の展開に胸打たれました、やっぱり何があっても兄弟は兄弟で兄は兄なのだろうと思います。というか弟可愛いです。
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「しゃばけ」で人気の畠中 恵。そちらにちょいと乗り遅れたので初登場の角川文庫で。 江戸末期、上野の小さな神社の神官、川辺弓月と弟・信行。兄の弓月は、夢に入って過去や未来を見る「夢告」の能力をもっていたが、幾分ピンボケで判るようで判らぬことも多い。 そんな弓月のもとに、ある日、幼い...
「しゃばけ」で人気の畠中 恵。そちらにちょいと乗り遅れたので初登場の角川文庫で。 江戸末期、上野の小さな神社の神官、川辺弓月と弟・信行。兄の弓月は、夢に入って過去や未来を見る「夢告」の能力をもっていたが、幾分ピンボケで判るようで判らぬことも多い。 そんな弓月のもとに、ある日、幼い頃に地震に遭い行方不明になった大店の一人息子・新太郎の行方を占って欲しいという依頼が舞い込む。礼金目当てに引き受けたところ、事態は思わぬ方向に…。 ゆっくりとした語り口ながら事態はどんどん転がって、単なる迷子探しの筈がそれで終わらず、終盤、弓月が決して丈夫とはいえない体に無理を重ねて「夢告」を続けるところは夢と現の間を行ったり来たりでまずまず読ませる。 江戸時代末期の大政奉還の騒ぎまで塗して、まあそれは文脈上あるとして、最後の夢はそこだけトーンが生々しく、その分後口が複雑微妙。
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面白かったです!弓月兄さんがどうしても一太郎とかぶってしまうのですが、一太郎よりしっかり者でよかったです。ドキドキな展開でしたね。兄さん最後のほう無敵じゃないですか。
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夢で知りたいことを占える兄(ただし、あまり当てにならない)と弟が、とある大店の息子探しに巻き込まれる話。実は事件の背後には、幕末の動乱も絡んでいて・・・と、大きく出たな!という唐突感はちょっと否めなかった。「しゃばけ」みたいに、日常の謎解きの範囲で収まっている方が個人的には好みか...
夢で知りたいことを占える兄(ただし、あまり当てにならない)と弟が、とある大店の息子探しに巻き込まれる話。実は事件の背後には、幕末の動乱も絡んでいて・・・と、大きく出たな!という唐突感はちょっと否めなかった。「しゃばけ」みたいに、日常の謎解きの範囲で収まっている方が個人的には好みかもです。
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