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朝びらき丸 東の海へ 新版 の商品レビュー

4.3

40件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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2024/02/14

ドラゴンになったユースチスの心情やエドマンドとのやりとり、、東の海の果てに進んでいくラスト、蓮の花のシーンが忘れられない。美しいと思った 星の王子様みたいなところがある 巻末の解説は再読したい

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2023/11/30

本巻は旅の物語。予想できるようで、想像を超える冒険にワクワクが尽きない。本巻登場のユースチスは、どこか初期のエドマンドを思わせる…と思ったら、きっちりそうした会話もなされていた。アスランの存在が、今まで以上に指針的というか、普遍的な存在として描かれる。やはりキリスト教文化圏の作品...

本巻は旅の物語。予想できるようで、想像を超える冒険にワクワクが尽きない。本巻登場のユースチスは、どこか初期のエドマンドを思わせる…と思ったら、きっちりそうした会話もなされていた。アスランの存在が、今まで以上に指針的というか、普遍的な存在として描かれる。やはりキリスト教文化圏の作品なんだな〜と改めて…

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2022/11/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

リーピチープという勇敢なネズミに感動した。ここまで信念を貫き、夢を追うことに命を懸けたのはあっぱれ。彼が主役で間違い無し! 他にも増してファンタジーな世界が炸裂した本巻。 後半の航海の模様は本当に最高。 前の王の悪政に終止符を打ったカスピアン。 悪政の中で、東の海に流刑となった父の信頼した人たちの行方、最期を知る為、ある意味で弔いの旅に出発する。 今回はルーシィ、エドマンド、2人のいとこであるユースチスの3名が、海と船の絵画に吸い込まれナルニアにワープして船旅に参加することになる。 旅の中でドラゴンや魔法使い、モンスターや小人、不思議な力を持った星の人が登場する。星が地上に休みに降りて来るという表現に感動したし、想像という読書の醍醐味を満喫できたことも嬉しい。 どこか階級社会を匂わせるイギリスの物語というのも、また感慨深く、威厳や残酷さが入り混じる内容だった。 相変わらずアスランは最強すぎる。 読了。 読む順番については、とあるサイトの記事で、作者自身が発売順ではなく物語内の時系列順で読むことを薦めていることを紹介されていた。 というわけで、発売準ではなく、この順番で読もうと思う。 ①魔術師のおい ②ライオンと魔女③馬と少年 ④カスピアン王子のつのぶえ ⑤朝びらき丸 東の海へ(本作) ⑥銀のいす ⑦さいごの戦い

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2022/08/06

このネタも食い尽くされたご時世、ちょっとくらいのことじゃ驚かんぞと思いつつ、古のネタじゃとバカにしていると痛い目を見るんではなかろうか。 というか攻め筋がちょっと違っていて。 例えばアホだから魔法使いに足を一本にされて、付いたあだ名が「のうなしあんよ」である。のうなしという単語を...

このネタも食い尽くされたご時世、ちょっとくらいのことじゃ驚かんぞと思いつつ、古のネタじゃとバカにしていると痛い目を見るんではなかろうか。 というか攻め筋がちょっと違っていて。 例えばアホだから魔法使いに足を一本にされて、付いたあだ名が「のうなしあんよ」である。のうなしという単語を使いこなせるのもナルニア国人だけ、てなもんである。 他にも、前触れもなく絵の中の世界に入ったり、突然キレる王様とか、急展開についていけないと厳しい。 子供向けとはいえ余韻が欲しいじゃないの。

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2022/06/26

前巻カスピアン王子の角笛から数年後の話。 船に乗って島々を巡る冒険の旅に出るという話で、ワンピース的な面白さの詰まった王道の面白さがある。 しかし、同時にシニカルな表現が増えていて、ブラックユーモアな面白さもある。 物語の後半、いやはての旅での海の美しい表現、残らねばならない者、...

前巻カスピアン王子の角笛から数年後の話。 船に乗って島々を巡る冒険の旅に出るという話で、ワンピース的な面白さの詰まった王道の面白さがある。 しかし、同時にシニカルな表現が増えていて、ブラックユーモアな面白さもある。 物語の後半、いやはての旅での海の美しい表現、残らねばならない者、旅に赴く者の対比。これらは作者の宗教的、社会的な心象風景が投影されていてとても趣深いものになっていると思う。

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2021/12/18

第二作(カスピアン王子のつのぶえ)で予告された通り、上の二人は今回は登場せず、年下のエドマンドとルーシー、それにいとこのユースチスがナルニアの国に迷い込む。 平和な世を築いたカスピアン王子は、東の海の果てを探検する航海に出発した。その船に乗り込んだ3人が出くわす、奇妙な島々での冒...

第二作(カスピアン王子のつのぶえ)で予告された通り、上の二人は今回は登場せず、年下のエドマンドとルーシー、それにいとこのユースチスがナルニアの国に迷い込む。 平和な世を築いたカスピアン王子は、東の海の果てを探検する航海に出発した。その船に乗り込んだ3人が出くわす、奇妙な島々での冒険。そしてとうとうたどり着く東の果てではどんなことが起こるのか。 次はどんな島が?と思わせる展開。 いきなり奴隷商人に捕まってしまったり、 ユースチスが竜にされてしまう島、 目に見えないものたちから声をかけられ、「この魔法を解いてくれ」と頼まれたり…。 ユースチスも初めは癪に触るキャラクターだけど憎めない。 一作目(ライオンと魔女)よりも二作目、三作目の方が好きです。ただ、岩波少年文庫の古い訳と、ひらがなが多すぎて読みにくいのが少し気になります。

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2022/01/09
  • ネタバレ

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私の中でのMVPはユースチスかなあ。 後半は、まともな子になっちゃって登場回数が少なかったのが残念だけど竜のシーンでは、ユースチスが周りの人達の気持ちを考え直すところとかユースチス成長してる……!と感動。

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2020/04/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

再読。 『ナルニア国物語』第3巻。第2巻から3年後のナルニアを舞台に、カスピアン王とエドマンド、ルーシィ、ユースチスら人の子の航海を描く。 訪れる島ごとに違った冒険があり退屈しない。特に、ユースチスが竜となってしまう島のエピソードは印象深い。  第1巻『ライオンと魔女』において、アスランという存在には「ライオン」「復活」等のキリスト的モチーフが重ねられていた。今巻ではそれに加え、「子羊」「魚」等のモチーフもまた重ねられている。「あちらの世界では、わたしは、ほかの名前をもっている。あなたがたは、その名でわたしを知ることをならわなければならない」というアスランの台詞からも、キリストの象徴を読み取れると思う。 そう考えてみると、第1巻で異世界ナルニアにクリスマスがあるとされた理由も、今巻において、遡って頷かれるように感じられた。

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2014/02/06

やっぱり4人きょうだいのほうが好きだと思った ユースチスは誰がどう見てもいわゆる「いやなやつ」だったけど、簡単に更生するわけじゃなかったり、それでもみんなはユースチスを見捨てることはしないっていうのが、児童文学のナルニア世界の確立のような気がした。 ドラゴンの島でユースチスが迷子...

やっぱり4人きょうだいのほうが好きだと思った ユースチスは誰がどう見てもいわゆる「いやなやつ」だったけど、簡単に更生するわけじゃなかったり、それでもみんなはユースチスを見捨てることはしないっていうのが、児童文学のナルニア世界の確立のような気がした。 ドラゴンの島でユースチスが迷子になって、彼はみんなが自分を置いて船を出してしまうんじゃないかと不安になるけど、ルーシイやエドやカスピアンのことをもっとよく知っていたらそんなことは思わなかったでしょう、っていうのが印象的です。絶対的な信頼。 いろんな島を巡って、ガリバー旅行記みたいだなと思いました 個人的にはのうなしあんよの島が好き たしかあそこは映画でも魔法使いの部屋がすごくいい感じにやってくれてた気がする 魔法の島っていいよねと思うのです 魔法使いの部屋に忍びこんで呪文の本を見るなんてどきどきわくわく わたしの中でカスピアンはもうベン・バーンズのイケメンでしかないから挿絵のカスピアンが幼すぎてざんねん(笑)

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2013/10/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

個人的にはこのあたりからどんどん面白くなってきていると思っています。1巻と2巻が筋こそ違えど、物語の大枠、つまり「異世界からやってきた子どもたちがナルニアの人々を導き救う」という構図が似通っていたのに対し、3巻からはその構図が大きく変わっていきます。 この巻も映画化されていますが、小説版の方が面白かった。とくにユースチスやルーシィのこころの動きがしっかり描かれています。映画版は映像はたしかに素晴らしいけれども、その部分がちょっと弱かった。

Posted byブクログ