1968(前編) の商品レビュー
難しいところが多いですが、時折、見知った人物が出てきて興味深いです。ビートルズとか、ティモシー・リアリーなど。
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1968年、世界の様々な国を、その年大きなうねりが襲った。 ベトナム戦争、ソ連の独善的共産主義、人種差別、性差別等に対して、 世界中の若者が声を上げ、行動に出た。 その姿は、最新テクノロジーであるテレビによって世界中に加工されない姿で 放映され、その影響力は信じがたいほどであった。 当時、学生も労働者も政治かもマスコミも皆、無垢だった。 プラハの春を武力弾圧したソ連はその時から崩壊に向かって行った、 と言われているが、ポーランドの知識人は21世紀にインタビューで 「共産主義の問題は中央集権の独裁政治になり、それを変える方法が無いこと。 資本主義は自己改革するものだと考えていたが、そうではなく資本による独裁 なのだと。」そう語った。 世界は複雑で正解はどこにも無いということを信用せず、ただ自分の信じた事 に向かって若者が団結し行動した、奇跡の年が1968年。
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様々な出来事の背後にあたかも一貫したストーリーがあるかのように書かれていて、とても面白いし読みやすい。
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