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流れ行く者 の商品レビュー

4.2

90件のお客様レビュー

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2024/02/04

バルサのシリーズの番外編の短編集だった。 一番おもしろかったのが、小さい頃のバルサとタンダのお話の「浮き籾」。タンダのお母さんが、家のお手伝いにいったバルサに、脛当てを貸してくれて、遠慮したバルサに結んであげたところがすごくよかった。 でも、タンダの家は、タンダをいらない子みたい...

バルサのシリーズの番外編の短編集だった。 一番おもしろかったのが、小さい頃のバルサとタンダのお話の「浮き籾」。タンダのお母さんが、家のお手伝いにいったバルサに、脛当てを貸してくれて、遠慮したバルサに結んであげたところがすごくよかった。 でも、タンダの家は、タンダをいらない子みたいにするのが嫌だ。悲しいし、寂しい。おれだったら、キーッて叫んで泣いちゃうけど、タンダは遠慮しているところがあるから、できなくて、かわいそう。 ジグロは、迫力があって、厳しいけど、バルサのことを思いやっているのが印象的。バルサががんばって生きているって、伝えてあげたい。槍舞で会えたとき、きっとうれしかっただろうな。(小6)

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2023/06/15

バルサとジクロとで旅してた頃の話が読めて良かった。 バルサ、ジクロのこと父さんって呼んでたのね。 最後死ぬのかと思ったが、タンダと再会したんだろう終わり方。 ジクロは死期を悟って、トロガイにバルサを預けようとしたんじゃないのかな。

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2022/09/11

バルサとジグロの、流浪の旅・・・も含めた短編集。 人を殺すということ、人の中で生きていくこと、未熟なバルサにはあまりにも重い課題が降りかかる。様々な泥にまみれながらも、屈指の短槍使い、バルサの育つ様が見られるのは、興味深い。

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2022/07/30

「浮き籾」 どうしても見つけてほしい。 生前も一人孤立するような暮らしをしていたから仕方のない事かもしれないが、怨霊と言われるのは悲しいだろ。 師は出会った時から彼の中の性質に気づき、生きていくために必要な知識を与えたのだろう。 「ラフラ〈賭事師〉」 最期の勝負は皆に公開して。...

「浮き籾」 どうしても見つけてほしい。 生前も一人孤立するような暮らしをしていたから仕方のない事かもしれないが、怨霊と言われるのは悲しいだろ。 師は出会った時から彼の中の性質に気づき、生きていくために必要な知識を与えたのだろう。 「ラフラ〈賭事師〉」 最期の勝負は皆に公開して。 長い時を二人で作り上げてきたからこそ見せたいのかもしれないが、大切な時間を最期まで続けれなかったのか。 語られなかった心の内までは分からないが、色々な想いが溢れ出ぬよう蓋をし挑んだのだろ。 「流れ行く者」 初めて誰かの命を奪った後。 いくら訓練を重ね実践で見てきたとはいえど、自身の手を汚した瞬間というのは心身共に耐え難い出来事だろう。 運が悪かったとしか言いようがないが、これまで真剣にやってきた日々が救いになったのだな。 「寒のふるまい」 その瞬間を見たいがために。 幼い頃は表立って師の元へ行けなかったから、もどかしい事もあっただろうが行けた日の嬉しさは凄かったろう。 含み混じりに告げられる事など一つしか思い浮かばなそうだが、いつか待つ楽しみになりそう。

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2022/07/01

タンダとバルサのほのぼのとした幼い頃の物語と、 ジグロとバルサの 用心棒として暮らす張り詰めた旅の暮らし。 ほんわかしたり緊張したり、 忙しい一冊。 そして、この頃から2人はなんとなく相性が良く、 お互いを大切に思い合っていたんだなぁ、と感動。

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2022/03/06

幼い頃のバルサとタンダ。 まだ未熟なこどもであり、でもその人としての骨格ができつつある頃のお話。 身の回りの出来事、出会う人、起こる事件に向き合いながら成長していく二人。 ジグロの切なさとかっこよさに、泣きました。 完璧な武人であり、詩を嗜む知性を持ち、無口なその中に愛情を確かに...

幼い頃のバルサとタンダ。 まだ未熟なこどもであり、でもその人としての骨格ができつつある頃のお話。 身の回りの出来事、出会う人、起こる事件に向き合いながら成長していく二人。 ジグロの切なさとかっこよさに、泣きました。 完璧な武人であり、詩を嗜む知性を持ち、無口なその中に愛情を確かに持ち続ける人。こんなズルいくらいにかっこいい男性を、お話の世界でも他に知りません。 タンダは本当にずっとずっと長い間バルサを想っていたんですね。 茨の道を歩き続けるバルサに、タンダという存在がどれほど尊いものなのか、タンダがいてくれて良かったと、つくづく思う巻でした。

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2019/10/02

タンダやバルサがどいいう経緯で幼き頃を過ごしていたのかがこの短編集で分かる。 強さと優しさの裏にはいつでも、その人の苦労と涙があるもの。バルサの強さの裏には彼女が初めて経験しなければいけなかった13歳の時の人殺し。タンダの優しさの裏には父や兄に蔑まれた態度をとられたこともある。そ...

タンダやバルサがどいいう経緯で幼き頃を過ごしていたのかがこの短編集で分かる。 強さと優しさの裏にはいつでも、その人の苦労と涙があるもの。バルサの強さの裏には彼女が初めて経験しなければいけなかった13歳の時の人殺し。タンダの優しさの裏には父や兄に蔑まれた態度をとられたこともある。それでも幼きこの2人が辿った道が彼らを強く優しく成長させてくれたんだと思う。

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2019/09/30

バルサは幼い頃に大人の中で、いろんな経験を積んでいくのに対して、タンダは不思議な力があるものの、子どもらしく暮らしていて、ホッとする(*^^*)

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2018/12/28

精霊の守り人シリーズ タンダ、バルサの生い立ちが描かれていて、 また本編を読み直したくなってしまう・・・

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2018/12/15

守り人シリーズを読もうと思い立ち、再読。時系列でいこうと思ったから、最初。 いい感じでこの世界に入れる。比較的平和。バルサはいつだって大変だけれどもさ。 でも、バルサのタンダへの思いが分かりやすいかも。 少し、間にイグアナくんを入れて、炎路に行こうかな。

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