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サハラ の商品レビュー

3.5

8件のお客様レビュー

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2017/11/09

冒頭からいきなり砂漠のど真ん中。 気を失っていた主人公「私」は フライパンの上に寝かされているような暑さに 現実社会に戻される。 そして我にかえると・・・ ここはどこ?  わたしは誰? 頭の中から自分の名前やそれまでの記憶がすべて消え去っていた。 謎にみちた主人公の正体は サハ...

冒頭からいきなり砂漠のど真ん中。 気を失っていた主人公「私」は フライパンの上に寝かされているような暑さに 現実社会に戻される。 そして我にかえると・・・ ここはどこ?  わたしは誰? 頭の中から自分の名前やそれまでの記憶がすべて消え去っていた。 謎にみちた主人公の正体は サハラ油田をめぐる陰謀に巻き込まれた 日本人の元傭兵だった。 記憶は失っていても、 それまでに培われた語学力と運動能力は健在で、 自らの力で自分の記憶を取り戻そうとするのだが・・・ 主人公の妻は同じ傭兵出身だが、 心の病気にかかり入院した病院で、 スパイの医師から催眠術やマインドコントロールで 夫である主人公が妻を裏切ったひどい男だと思い込まされていた。 このあたり、作戦とはいえ、卑怯なやり方に憤りを感じる。 国際的なスパイものとなると、 やはりマインドコントロールといった卑劣な作戦も出てくるのだろう。 作者の山岳小説は読んだことがあるが、 国際謀略サスペンスは初めてだった。 ページ数は385Pなのだが、 2段組になっていたので、読み応えたっぷりだった。 格闘シーンも迫力があり、 作者の他の冒険・謀略小説を読んでみたくなった。

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2013/07/23

スケールの大きい小説だった! のっけから、記憶喪失で始まるのも興味を引かれた!!真実がなにが分からないし、人と人のつながりや裏切りとか、とにかく最後までハラハラしながら楽しめた

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2013/01/24

・読み進めるほどに展開が地味になって行って静かに畳まれて話が終わった。なんだろう、これ。終盤に入ってからのまとめの展開がつまらな過ぎた… ・これも手法を変えた冒険小説で、記憶を失った主人公が何もわからずに状況に巻き込まれていくのはいつもの笹本稜平だな。主人公凄い男なんだけど、魅力...

・読み進めるほどに展開が地味になって行って静かに畳まれて話が終わった。なんだろう、これ。終盤に入ってからのまとめの展開がつまらな過ぎた… ・これも手法を変えた冒険小説で、記憶を失った主人公が何もわからずに状況に巻き込まれていくのはいつもの笹本稜平だな。主人公凄い男なんだけど、魅力も愛着も感じないのは何故だろうな。

Posted byブクログ

2010/04/22

面白かったです。 読み応えがありました。 主人公の名前に見覚えがあるなと思ったら案の定、繋がってました。 相変わらずスケールの大きな話です。 ハラハラドキドキでしたが、最後は何かジーンと来る感じでした。 油田じゃなく水脈って言うのがいいね。

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2009/10/07

気を失った男が目覚めた場所は砂漠。 そして自分が何者かもわからないことに気付く。 偶然にも先日読んだ「マングースの尻尾」にも出てくる人物が主人公だった。 おかげで2段書きの長編もすらすら読めた。 調べたところこの2作の前に1作あるようなので それも読んでみたい。 【図書館・初...

気を失った男が目覚めた場所は砂漠。 そして自分が何者かもわからないことに気付く。 偶然にも先日読んだ「マングースの尻尾」にも出てくる人物が主人公だった。 おかげで2段書きの長編もすらすら読めた。 調べたところこの2作の前に1作あるようなので それも読んでみたい。 【図書館・初読・6/3読了】

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2012/07/08

元・傭兵で、今は軍事コンサルタントを務める檜垣は、サハラ砂漠のヘリコプターの残骸の中で意識を取り戻す。そばには乗員の死体と機密文書の燃え残りが。しかし、彼は記憶を喪失していた。「フォックスストーン」に続いて檜垣耀二が活躍する作品。舞台とキャラクターは揃っているので、これでもう少し...

元・傭兵で、今は軍事コンサルタントを務める檜垣は、サハラ砂漠のヘリコプターの残骸の中で意識を取り戻す。そばには乗員の死体と機密文書の燃え残りが。しかし、彼は記憶を喪失していた。「フォックスストーン」に続いて檜垣耀二が活躍する作品。舞台とキャラクターは揃っているので、これでもう少しストーリーに躍動感が出れば、と思いました。

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2009/10/04

「フォックス・ストーン」の「桧垣耀二」がいきなり記憶喪失で登場します。「マングースの尻尾」の「戸崎真人」なんかも出てきて話は徐々に徐々に盛り上がっていくんですが、最後があまりに急展開過ぎておいてけぼりを喰わされたような読後感が残りました。何をそんなにあせったのか、もしかすると枚数...

「フォックス・ストーン」の「桧垣耀二」がいきなり記憶喪失で登場します。「マングースの尻尾」の「戸崎真人」なんかも出てきて話は徐々に徐々に盛り上がっていくんですが、最後があまりに急展開過ぎておいてけぼりを喰わされたような読後感が残りました。何をそんなにあせったのか、もしかすると枚数の制限があったのかもしれませんが、もう少し落ち着いて結末を迎えたかった。「太平洋の薔薇」を超えるのは大変です。

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2009/10/04

なんか広大な世界を感じるような本を読みたくなって手をとった。記憶喪失した傭兵の男。砂漠の中に取り残された自分。なんでここにいるのかも最初はわからない。やがて真実がはっきりしてくる。ちょっと読み飛ばしてしまったが、痛快な感じでよかった。話のバックボーンは大きく爽快ではある。2008...

なんか広大な世界を感じるような本を読みたくなって手をとった。記憶喪失した傭兵の男。砂漠の中に取り残された自分。なんでここにいるのかも最初はわからない。やがて真実がはっきりしてくる。ちょっと読み飛ばしてしまったが、痛快な感じでよかった。話のバックボーンは大きく爽快ではある。2008年4月20日読了。

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