「箱根駅伝」 の商品レビュー
長年本棚に鎮座していた“積読”を引っ張り出し。 久々の読書。 なんでこの本を読んでなかったんだろう…… 季節外れではあるけれど、 色々なタイミングも重なって。 ちょっと遠ざかっていた箱根への気持ちまで取り戻した気がする。 私の箱根好きは、日テレの中継があったからだったんだな...
長年本棚に鎮座していた“積読”を引っ張り出し。 久々の読書。 なんでこの本を読んでなかったんだろう…… 季節外れではあるけれど、 色々なタイミングも重なって。 ちょっと遠ざかっていた箱根への気持ちまで取り戻した気がする。 私の箱根好きは、日テレの中継があったからだったんだなぁ・・・と改めて知る。 子供の頃。たまたま近くに住んでて。 たまたま親が中継を見て。 車で箱根の中腹まで行って。ランナーを見た。 そして、仕事として箱根に関わるようになり。 お世話になったアノ人や、 大御所になっていたアノ人や、アノ人が、かつて箱根駅伝を0からつくったのか…とか。 毎回、マニュアルに「●回目の継走」と刻まれる意味、 ヘリコ不可のQシートの重み、 「今昔物語」の意味、 MESOCの価値、 全員の襷リレーを見せる愛情、 全然理解してなかったって思った。 本当に、箱根駅伝中継はすごい。 何より「箱根を中継しよう!」と想い続け、実現させた方々の熱意。 テレビという“マスメディア”のあり方に疑問を持ったところもあって、 テレビの仕事を離れたけれど。 やっぱり“マスメディア”には価値がある。 (伝え方には、よるけれど。) まぁ、とにかく。良かったってこと。 携わっていたからこそ、より感動も一入でした。
Posted by
大正時代から始まった歴史あるスポーツイベント「箱根駅伝」、ずっと子供の頃からお正月のテレビの定番だと思い込んでいましたが、意外に新しい(?)ことに不意を突かれました。(そうはいってももう30年近い歴史を持っているのですが…)大会イベントそのものもすごいが、それを番組コンテンツにす...
大正時代から始まった歴史あるスポーツイベント「箱根駅伝」、ずっと子供の頃からお正月のテレビの定番だと思い込んでいましたが、意外に新しい(?)ことに不意を突かれました。(そうはいってももう30年近い歴史を持っているのですが…)大会イベントそのものもすごいが、それを番組コンテンツにするのもすごい!誰かがやろうと思わないと無かったものは無かったままで終わる!「箱根駅伝」駅伝に魅せられたテレビマンたちの青春期です。「テレビが箱根駅伝を変えてはいけない!」という彼らのストイックな距離感がこの大会を消費するのではなく成長させるポイントなのだと思いました。そう、「テレビが箱根駅伝を育てている!」そんな関係を作れているのはきっと大変なこと。たぶん「箱根駅伝」に共鳴することが日本人のアイデンティティーになってきている気がします。
Posted by
箱根駅伝放送の歴史を知る上で興味深い本でした。今でこそ普通にリアルタイムで繰上げを加味したタイムが表示されるが、それも未知の世界であったこと、重量物を抱えての山登り、ヘリで電波を飛ばしての山間部の中継… 駅伝がスタートするまえから終わったあとまで続くもう一つのドラマに夢中になりま...
箱根駅伝放送の歴史を知る上で興味深い本でした。今でこそ普通にリアルタイムで繰上げを加味したタイムが表示されるが、それも未知の世界であったこと、重量物を抱えての山登り、ヘリで電波を飛ばしての山間部の中継… 駅伝がスタートするまえから終わったあとまで続くもう一つのドラマに夢中になりました。 丁度今年の箱根前に読んだので、中継も一入でした。
Posted by
テレビ中継という視点から見た箱根駅伝のお話。今や正月の風物詩の箱根駅伝、86年が初生中継だったんですね~。 その第1回放送を実現させたテレビマンたちの奮闘を感動的に描いてます。泣けます!
Posted by
1987年に始まった箱根駅伝テレビ中継。これにより箱根駅伝は関東地域の駅伝ではなく、全国区となり、大学駅伝の最高峰と言われるようになった。往復214キロ、12時間におよぶ箱根駅伝を生中継するという1986年当時としては常識破りの冒険に挑んだTVチームの苦闘の日々が関係者への詳細な...
1987年に始まった箱根駅伝テレビ中継。これにより箱根駅伝は関東地域の駅伝ではなく、全国区となり、大学駅伝の最高峰と言われるようになった。往復214キロ、12時間におよぶ箱根駅伝を生中継するという1986年当時としては常識破りの冒険に挑んだTVチームの苦闘の日々が関係者への詳細な取材によって描かれている。最大の難関は「箱根の山」の中継。電波が山によって遮られてしまう難題をどのように克服したのか?スタッフの中継場所、取材場所、宿泊施設の確保など当日までにも問題は山積だったが、それをスタッフ全員の熱意と努力、過労によって乗り越えていく様は圧巻である。この人達の情熱と挑戦のお陰で、私たちは今や正月の風物詩となった箱根駅伝観戦をテレビで楽しめると思うとただただ頭が下がるばかりだ。
Posted by
- 1