戦雲の夢 の商品レビュー

司馬遼太郎(著者)

2009/10/22

夏草の賦があまりに悲しかったので、元親の4男、盛親について書かれた
この本に手が伸びました。悲しくもはかない男の生き様を見ました。でも盛親は幸せだったろうなあ。繁栄だけが幸せでない男の不器用さみたいなものがよかった。

2009/10/04

突然ふってきた家督を継いで、しかもそれが皆に賛同されているものでもない。
辛かったんだろうなァ。

盛親と弥次兵衛の別れは本当に悲しい。

2009/10/04

長曾我部元親の四男、盛親のお話。
豊臣側について、関ヶ原で負けた十数年後に奮起し、初めて勇猛さをみせる盛親に心奪われました。
田鶴やお里といった女性陣にも好感が持て、盛親をささえていく家臣達には好感どころか愛しさを覚えました。
盛親の心情と、周囲の心情、どちらも自分で深く読みとくことができる、良書です。

2009/10/04

武士にうまれついたはずの男が落魄し、再び武士としてうまれる話。
武士というものに対する司馬先生のまだ生々しい感情がよく見えるよい本

2009/10/04

盛親は運命に逆らわずの受け入れて生きます。力がありながらも運命に逆らわないばかりに、周りに翻弄されます。しかし、最後に男として生きるために大阪の陣に挑みます。

2009/10/04

一時は四国全土を切り崩した長宗我部元親。その息子の長宗我部盛親がこの物語の主人公。関ヶ原で西軍についたために一牢人と成り下がった盛親は自分の運がなかったとシニカルに自分を見つめる。そして、舞台は大阪の陣、盛親は立ち上がった。
大きな実力を持ちながらも時代の流れに翻弄された盛親の姿は一つの男の姿として強い印象を受けた。

2009/10/04

悲しいんだよね。。
生まれる時代を間違えてしまっただけなのに。
こういうのを読むに付け、また家康が嫌いになるんです