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続敵は我に在り の商品レビュー

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2009/10/04

この本は1984年の本で、現役を引退して解説者になったころに書かれた野球の奥深さを解説した本。とか書くと、野村ノートを思い出すけど、この本はあれより全然めちゃくちゃ面白い。なぜなら、いちいち具体的に選手の名前を出して、あの選手はここがいいけどここがだめと懇切丁寧に解説している。も...

この本は1984年の本で、現役を引退して解説者になったころに書かれた野球の奥深さを解説した本。とか書くと、野村ノートを思い出すけど、この本はあれより全然めちゃくちゃ面白い。なぜなら、いちいち具体的に選手の名前を出して、あの選手はここがいいけどここがだめと懇切丁寧に解説している。もともと野村氏の整然とした野球哲学に基づく具体例つきの解説。こんなに面白い本はない。だって、原辰徳は二球でうち取れる、これが苦手なのでこう投げれば確実に打ちとれる、直したかったらここを直すべきだ、とこんな調子。「野村ノート」はただの抽象的な精神論と技術論が中心で、選手の名前が出てこないため、面白いけどそこまで面白くない。今こそこの本書いて欲しいけど、監督をやる気がある間は無理ですね。企業秘密ですもの。

Posted byブクログ