カモメがくれた三かくの海 の商品レビュー
小学校の国語教科書(光村図書出版)3年生に紹介されている「海」にまつわる童話短編集。 どれもやさしく可愛らしいです。巻末に作者が話のもとに鳴った体験を書いています。お話を作る人って日常の体験をこんな素敵にお話にできるんだなと思います。 ワタルくんにはたいせつな青いバスタオルがあ...
小学校の国語教科書(光村図書出版)3年生に紹介されている「海」にまつわる童話短編集。 どれもやさしく可愛らしいです。巻末に作者が話のもとに鳴った体験を書いています。お話を作る人って日常の体験をこんな素敵にお話にできるんだなと思います。 ワタルくんにはたいせつな青いバスタオルがあります。いまでもそのバスタオルをもっていないとねむれないんです。でも風にとばされてしまいました。ワタルくんはお母さんといっしょに山にさがしに行きました。 すると山にすむカエルたちが「青くて大きい、これはきっと海だね」ってたのしくあそんでいるんです。 /『海をあげるよ』 ワタルくんは公園で、釣り針のひっかかったカモメを助けます。カモメは青い三角のかけらをのこしていきました。 すべすべした青いガラス。これはきっと、カモメが海からにげてくるときにつかんできた海のかけらでしょう。 ワタルくんが三角をもってブランコにのります。高く、高く。すると山のあいだから三角の海がみえました。 /『カモメがくれた三かくの海』 ホラふきのおじさんのいえに泊まりにいったら「海からもらったたんす」があったの。またおじさんのホラがはじまった。 でもその夜、タンスをあけたら海がでてきたの。 /『海のダンスパーティー』
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3年教科書掲載本。 3つのお話のそれぞれが、海につながる夢のあるお話。 ファンタジーの入門、という感じ。
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3つお話が入っていて、海のダンスパーティーが1番おもしろかった。タンスに貝を入れておいたら、部屋に水があふれて海になる。ぼくもイルカといっしょに泳ぎたい。(小3)
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
海にまつわる 3つの童話。 「海をあげるよ」ワタルの大好きな青いバスタオル。風にとばされ、さがしにいくと、カエルの兄弟がタオルを海にして遊んでいました。小さい時から大事にしていたタオルだけど、カエルたちにあげるよ・・・ 「カモメがくれた3かくの海」ブランコが苦手なワタルは、一人でブランコの練習をしようとします。そのブランコに、カモメがクチバシから釣り糸を出していて、それがブランコに絡まっているのを見つけます。ワタルは勇気をだしてカモメの口から糸を取ってやりました。そして、青い三角のガラスの欠片を見つけます。カモメが海からもってきたのかもしれません。何年も波に洗われたような、青いガラスは海のよう。ワタルがブランコをこぐと、波がよせてかえるように、ブランコも大きくこげるようになりました。魔法のガラスのようです。高くこいで見える景色。山のむこうに三角の海が見えました。 「海のたんすパーティー」いつもホラ話をしてくれるホラーおじさん。おじさんの家には古いタンスがあります。おじさんが言うことには、これは竜宮城からの贈り物なんだそうな。うそ〜!でも、ちょっぴりホントみたんなんです。
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