新「階層消費」の時代 の商品レビュー

小沢雅子(著者)

2021/07/07

1985年7月発行。まだバブルの動きは感じられないのか話題はモノが売れないのはなぜかということに。書中の予想は結果的に当たったと言えるが、逆にそういう事ではバブルの時の消費動向は従来とあまり変わらない路線の”暴走”であったということになるのかと考えてしまう。
この時代の一般向け書物は、他の本でもそうであったが、親しみやすさをアピールするためかやたら当時の流行り言葉を織り交ぜてソフト化しているアピールがすぎる嫌いがある。それとも当時は誰もが軽い言葉遣いをしたのであろうか。当時30そこそこの著者も”ナウなヤング”であったのか。