優しい音楽 の商品レビュー
人との出会いのチャンス どこで遭遇するのかなんて誰にもわからない でもあなたに出会えて今こうしている 何気ない会話,何気ない瞬間に感じる幸せ 出会えなければ感じることの無かったかもしれない気持ち 持つことの無かったかもしれない考えや視野 出会いってすごいなって読...
人との出会いのチャンス どこで遭遇するのかなんて誰にもわからない でもあなたに出会えて今こうしている 何気ない会話,何気ない瞬間に感じる幸せ 出会えなければ感じることの無かったかもしれない気持ち 持つことの無かったかもしれない考えや視野 出会いってすごいなって読んでてじんわりそんなことを思った 自分を変える,いろんな可能性を秘めている ただのはーとふるな短編集じゃなかったよ!!
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瀬尾さんの書く短編集です。 表題作の優しい音楽は泣けるけどハッピーエンド。 タイムラグはかなり切ないし、他の人がこんなテーマで書いたらこんないい話にならないんじゃないかなって思った。 最後のがらくた効果はまた設定がなぞ。 同棲している家にほっとけなかったと言っておじさんを拾っ...
瀬尾さんの書く短編集です。 表題作の優しい音楽は泣けるけどハッピーエンド。 タイムラグはかなり切ないし、他の人がこんなテーマで書いたらこんないい話にならないんじゃないかなって思った。 最後のがらくた効果はまた設定がなぞ。 同棲している家にほっとけなかったと言っておじさんを拾ってくる彼女。 拾ってくるとかいう時点でなにかおかしいけど、ほんとに拾われてきて3人で共同生活しだすというお話し。なかなかユーモアある。 特にがらくた効果の中のこのセリフにすごく共感。 「一緒にいる時間が増えていくと、少しずつ他人じゃなくなっていくんだね。 それが、だめなこともたくさんあるけど。」 だめなことばっかじゃない気もするな。 きっといいこともその分多いはず。
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ちょっと息抜き作品ですね 三編のお話が収容されてる短編集です 1.彼女の死んだ兄に瓜二つの彼がそれを知って取った行動 2.不倫相手の娘を1日預かることになった女性が娘と心通わせていく姿 3.中年ホームレス男性を家に連れ込み、恋人との3人生活の中でマンネリ化してた関係...
ちょっと息抜き作品ですね 三編のお話が収容されてる短編集です 1.彼女の死んだ兄に瓜二つの彼がそれを知って取った行動 2.不倫相手の娘を1日預かることになった女性が娘と心通わせていく姿 3.中年ホームレス男性を家に連れ込み、恋人との3人生活の中でマンネリ化してた関係が変わっていく… とざっとあらすじです。僕は1.が好きでした 全話含めても200ページ程度、あっという間に読めてほんわか出来る作品でした
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3つの短編ですが、ちょっとだけずれた非日常が、とてもいいものを気づかせて感じさせてくれます。 「優しい音楽」も秀逸だし、「「がらくた効果」は笑えたし・・・ とても心が和むようないい作品だと思います。
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どれも読みやすいお話。三篇ともすきだけど、特に「優しい音楽」が好み。解説で池上さんが瀬尾作品は始めの三行が巧みで、人をひきつけて離さない的なことを仰ってたけど、まさにそのとおりだなぁと痛感。次を読みたいと思わせる力ってすごい。
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亡くなった兄にそっくりな男性と付き合うようになる「優しい音楽」 不倫相手の娘を夫婦旅行の間に預かることになる「タイムラグ」 ホームレスの元大学教授が同棲中のカップルと同居する「がらくた効果」
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なんだか腑に落ちる短編集。 えっ?という展開から始まるのだけど、最後には微笑ましい気持ちで読み終えられる。
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3つの短編が収められているのですが、どの作品も、自分が当事者ならちょっと「・・・」なシリアスな感じの関係を決して重く感じさせずに、逆にほっこりと温かい優しい読後感に持っていくのは素晴らしいと思いました。 特に「タイムラグ」なんて、不倫相手の子供との一晩をここまで・・・って感じで愛...
3つの短編が収められているのですが、どの作品も、自分が当事者ならちょっと「・・・」なシリアスな感じの関係を決して重く感じさせずに、逆にほっこりと温かい優しい読後感に持っていくのは素晴らしいと思いました。 特に「タイムラグ」なんて、不倫相手の子供との一晩をここまで・・・って感じで愛おしい不思議な関係の書き方にもってくのは流石と思ったよ。 どの作品も最後には、前に進もうという気負いがないのに、その気にさせてくれる瀬尾ワールドの妙でした。良かったですよ。
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最近お気に入りの作家さん。 全制覇したいなーと思います。 中学校教師でもあるので、描かれている子供がリアルで勉強になります。 瀬尾ワールド全開の3つの短編集。 瀬尾さんの作品を読むと和みます。 今回は3編とも、ありえない設定というか癖のある登場人物たちばかりです。 ...
最近お気に入りの作家さん。 全制覇したいなーと思います。 中学校教師でもあるので、描かれている子供がリアルで勉強になります。 瀬尾ワールド全開の3つの短編集。 瀬尾さんの作品を読むと和みます。 今回は3編とも、ありえない設定というか癖のある登場人物たちばかりです。 でも最後には心がホッと暖まっている作品でした。 *優しい音楽 絶対に家に入れてくれない彼女。 その理由とは…? 謎なシーンや、やりとりが結構あります。 でも最後にはつながります。 このカップルはかなり変です。 タケルが頑張ってフルート練習して、合奏するシーンが好きです。 確かこの作品…以前センターの問題で使われていた気がします。 *タイムラグ 不倫相手の娘を預かるお話。 普通の恋愛小説とかだったら絶対に子供がいじめられる…! それでも暖かい話にするのが瀬尾さん。 部屋中の時計を10分遅くするのが、かわいらしくてきゅんとしました。 *がらくた効果 モノ好きの彼女が拾ってきたもの、それはホームレス。 ホームレスのおじさんによってカップルのマンネリ化が解消していくお話。 ありえないでしょ!と突っ込みたくなりますが、すごくかわいらしいお話でした。 解説もよかったです。 ホント瀬尾さんの作品は最初の一文で引き込まれる。 インパクトが強いし、続きを絶対に読みたくなる。 こういう才能を持った作家さんってなかなかいないと思います。 優しい文章も魅力的でした。 瀬尾作品を大量に借りてきたので読むのが楽しみです。 「すごいね。恋人って」 「なんでもありになっちゃうんだね」 「一緒にいる時間が増えていくと、少しずつ他人じゃなくなっていくんだね。それが、だめなこともたくさんあるけど」 2010.006 あれ? 2010年読書自重するとか言ってたのに最近読書が進んでしまう。 でも1ヶ月で6冊はまだ読んでない方…だと思います。
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瀬尾まいこさんの作品はいつだってほんわかしてて、じんわりくる。 3つの短編からなる文庫だけど、どれもいい。 作品には食事の風景が良く出てくるけど、恋人や身近な人や家族でおいしいものを食べることは大切なことだと思えるようになった。 それによってお互いの距離が縮まるのかもしれない。
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