映画「いちご白書」みたいな二〇歳の自己革 の商品レビュー

上条三郎(著者)

2009/10/04

ぼくの少年時代は永久に戻らない。けれども、青年になろうとする自己革命の火種はともされたままなのだ。
およそ社会生活のすべては、大きな誤解の上に立っていた。その誤解の原因は言葉だった。……お前は自分の思想が他人の思想と通じうるものだと思っているのか？だが実際は、言葉への間にしか関係はないのだ。一語として、人生の中でその全体の意味を持っているものはないのだ。