38℃ 北京SARS医療チーム「生と死」 の商品レビュー
テーマやインタビュー内容はすごく 興味深いのに、 とにかく文章が酷すぎる。 しかもなんだか尻切れトンボな感じで いろいろモヤモヤする。
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全世界に広がったSARS。その中でも最も多い犠牲者が出た中国北京での様子を、北京市当局、医師、患者、患者家族を丁寧に取材して描いたノンフィクション。 新たに発見されたウイルスだけに、インフルエンザ・肺炎との区別の仕方や、感染を防ぐ防御方法、治療法が全くわかりません。そんな手探...
全世界に広がったSARS。その中でも最も多い犠牲者が出た中国北京での様子を、北京市当局、医師、患者、患者家族を丁寧に取材して描いたノンフィクション。 新たに発見されたウイルスだけに、インフルエンザ・肺炎との区別の仕方や、感染を防ぐ防御方法、治療法が全くわかりません。そんな手探りの中でも、医療関係者は、続々と運ばれる疑わしい患者を目の前にして奮闘します。「自分も感染する」という恐怖感を持ちながら……。 逃げずに立ち向かう姿勢は、いったいどこからくるのでしょう?看護婦の一人は、 「目の前の治療に追われ続け、恐怖を感じる余裕さえなかった」といいます。しかし、そこで逃げずに立ち向かえる人には、きっと、「私がやらなければ誰がやる」という強い使命感と、「この人を助けたい」という人間愛があるはず。 気をつけなければ……と思いますが、いったい何をすればいいのか?巻末資料編では「手洗いによる感染防止対策」が最も有効と言っています。 「うがい・手洗い」は病気予防の基本なのでしょう。
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2003年のSARS流行について数ヵ月後に北京の医療関係者、行政、患者遺族などへのインタビュー。 中国ゆえに情報が表に出てこずに世界中から批判されたが、現場の人々は、それはそれで頑張っていたと。確かにそれはそのとおりだろう。このインタビューも当局監視下によるものだが、犠牲になっ...
2003年のSARS流行について数ヵ月後に北京の医療関係者、行政、患者遺族などへのインタビュー。 中国ゆえに情報が表に出てこずに世界中から批判されたが、現場の人々は、それはそれで頑張っていたと。確かにそれはそのとおりだろう。このインタビューも当局監視下によるものだが、犠牲になった看護士の家族の物語など、ひとりひとりの姿に迫っているのはよい。 しかしSARS流行トータルへの評価とか分析みたいなものは貧弱。巻末にお医者さんからの寄稿があるが、何が言いたいか分からず補えていない。エボラ流行からの連想で手にとってみたのだが、同時代のルポという性格(もとは月刊誌連載らしい)で後から読み返す性格ではない感じ。 警察や民生委員みたいなのを動員してズパッと汚染地域を隔離してしまうのはさすが中国。実行する人の苦悩は描かれるが、もしかしたら感染症対策で有利なこともあるかも。
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