写真集 シルクロード ローマへの道(6) の商品レビュー

NHK取材班(著者)

2023/11/05

1984年発行、日本放送出版協会の単行本。これでシルクロードシリーズの本は制覇。この写真集の巻はもうヨーロッパといってもいいような地域。歴史上も地中海地域を中心としたヨーロッパの歴史との関りで出てくることが多い。ローマは除いて東と西を繋ぐ地域だけに安定していない地域。東西冷戦が少し緩んだこの時期の方が、この地域はまだ安定していたのは少し皮肉なものだと思う。

掲載作：コーカサス、シリア、トルコ、イスタンブール、ローマへの道、他：『「征服王」メフメト二世』護雅夫、シルクロード関係地図、写真解説、序文：「イスタンブールでおもったこと」陳舜臣、あとがき：（昭和59年11月）NHK「シルクロード」プロジェクト チーフ・プロデューサー 平尾浩一、

2021/05/29

コーカサスと言えばオオカブト。
でもコーカサスオオカブトはコーカサスにいる訳じゃないんですって。
そんなことを考えながら読みました。
イスタンブールとコンスタンティノープルが同じ場所だということも初めて知ったしね。
ウマ、ラクダ、ロバ…人間はいろんな動物に乗りながら旅をし、生活をしています。
彼らの存在があってこそのシルクロードなんでしょうね。

2009/10/07

　コーカサス、シリア、ギリシャ、トルコ、イタリアの旅程で撮影された旧NHKシルクロード取材陣による写真集。コーカサスの写真は異様に少ないけれども、他の国の写真も素晴らしい。「ああ、こりゃぁ、日本人はシルクロードに憧れちゃうね」と思う写真集ですね。横浜ダイヤモンド地下街で時々開催される古本市で購入。300円