木版 東京百画府 の商品レビュー
凄い木版画の本を発見!東京の景色の中を真っ黒な人と自転車と犬が走る。そして、鉄橋、鉄塔、電車、ガード、土手、石の建物、町工場、坂、煙突…。荒々しい彫跡がシュールで、不気味で、ノスタルジックだ。こちらの魂を揺さぶってくる。種村季弘は「神々以前の神々というすたれたゲニウス・ロキ(地の...
凄い木版画の本を発見!東京の景色の中を真っ黒な人と自転車と犬が走る。そして、鉄橋、鉄塔、電車、ガード、土手、石の建物、町工場、坂、煙突…。荒々しい彫跡がシュールで、不気味で、ノスタルジックだ。こちらの魂を揺さぶってくる。種村季弘は「神々以前の神々というすたれたゲニウス・ロキ(地の守護霊)の喜怒哀楽」という。私は小野不由美の「東京異聞」を思い出した。そのままの風景ではないか。
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