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ジキルとハイドあらわる! の商品レビュー

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2020/06/23

http://denki.txt-nifty.com/mitamond/2008/08/post_5a06.html

Posted byブクログ

2010/11/14

“「ふはははは……」 身の毛もよだつような、不気味な笑い声だ。 ぞぞぞ、とした。 ぼくは、思わず、両手で自分を抱きしめた。 「こわい」 アユミちゃんが小さな声でつぶやいた。 「だ、だいじょうぶだよ」 ヒロシの声も少し震えていた。 「ヒ、ヒロシくん、震えてるよ」 「そ、そういうジロ...

“「ふはははは……」 身の毛もよだつような、不気味な笑い声だ。 ぞぞぞ、とした。 ぼくは、思わず、両手で自分を抱きしめた。 「こわい」 アユミちゃんが小さな声でつぶやいた。 「だ、だいじょうぶだよ」 ヒロシの声も少し震えていた。 「ヒ、ヒロシくん、震えてるよ」 「そ、そういうジロウくんも」 「そういうスエキチくんも」 サンタはそういって、腕のなかのクロを抱きしめた。 おぼっちゃまくんの足が震えている。 「こわいの?」 ぼくがきくと、おぼっちゃまくんは首を横に振った。 「い、いや、武者ぶるいだよ」” 今までの敵総動員てきな。 無茶苦茶だ。 “「このままじゃ……」 涙香先生がいおうとしていることは、わかった。 このままじゃ、みんな吸血コウモリに噛みつかれ、血を吸われて死んでしまう。 「やめろ、やめてくれ!」 ドアを守っていた社員たちのまわりにも吸血コウモリが群がっている。 ぼくたちがアユミちゃんを守るために両手を振りまわしている、その隙間をねらって、一匹の吸血コウモリがアユミちゃんをねらっていた。アユミチャンの首筋を噛もうとしている。 「きゃあああ!」 そのとき―――。 バリバリッ! ものすごい音がして、窓枠が壊れた。”

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