ラモーの甥 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
才能のある有名人の甥であることの大変さ。仏の音楽家ラモーの甥がやはり音楽家でありながら、風来坊として哲学者(著者ディドロ)との対話で話が進みます。ドストエフスキーが参考にした本ということで、やはりかなり理屈っぽい議論が進みます。確かに『地下生活者の手記』あるいは『未青年』を思わせるような部分があります。その中で「甥」の深層心理が明らかになっていく。少し難しかったです。
Posted by
大作曲家ラモーの実在の甥を,体制からはみ出しながら体制に寄食するシニックな偽悪者として登場させ,哲学者である「私」との対話を通して旧体制のフランス社会を痛烈に批判する.
Posted by
- 1