SFはこれを読め！ の商品レビュー

谷岡一郎【著】

2014/06/08

「タイムトラベル」「ロボット」「異星人コンタクト」「文明批評」「人工知能」「パラレルワールド」「戦闘」「ハードSF」「センス・オブ・ワンダー」など、テーマ別に代表作を選出するので、有名作家や他の本では紹介されるような名作がまるっきり抜けていたりするが、おすすめ本はこれ一冊ではない、いろいろなのを読めばいいのだ。テーマ別という切り口から、著者がSFを「人間とは何か」「世界とは何か」を求めた哲学なのだ、という考えが伝わってくる。とはいえ、文章は、先生役の著者とその受講生の辰郎くんとひろ子さんという生徒のくだけた対話式になっていて超気軽に読める。ひろ子さんはSF初心者という役回りのはずだが、それはうまくいってないかも(笑)。

2014/02/01

　さまざまなテーマからSF作品を紹介するブックガイド本。

　作品自体の解説というものは少なめで、その作品が取り扱っているテーマについて座談会風に話していく、という進行になっています。そのテーマとはSFでよく出てくる、ロボットの自意識とは、科学が発展した世界での人間の幸せは、というものから、リーダー論までさまざま。単なる紹介本にとどまらない良さがその座談会から感じられます。

　紹介作品は古典・有名作が多めだと思います。なのでどちらかというと入門書的な役割にはよさそうです。ただ一方で現在作家や日本人作品はあまり紹介されておらず、その辺で少し物足りなさを感じました。そこらへんに特化した章があっても良かったかも。

2013/05/19

単におすすめの本やあらすじが羅列されているだけではなく、SFとはこうやって楽しむものということがわかりやすく書かれており良かった。

2013/03/27

ＳＦ小説のおすすめをサブジャンルご とに軽い口調で紹介していて、とても とっつきやすい。途中ではＳＦ小説と リーダー性について大きくページを割 いて語っているのも珍しいかも。

2012/03/05

　図書館から借りました

　評論。
　読書の幅を広げるために。
　絶版本やら手に入らない本もお勧めに入ってしまっているけれど、わかりやすい説明。
　読んでない本も多かったので、参考にしてみました。

　大学の先生の「谷岡」先生。生徒の「ひろ子」さんと「辰郎」くん、で、座談会っぽく本を取り上げていく。

2012/02/26

　著者は大阪商業大学学長らしい。

　中身は悪くないが、レビューの域を出ていない。少しがっかり。もっと思い切った紹介があると思ったが、余りにも標準的。

2011/04/26

ＳＦをまとめて読みたいと思った時に手引きとして一番最初に読んだ本。

地球外生命体はいるのか？ロボットと人間がともに生活している世界では何が起こるのか？もしタイムトラベルが実現したら？など、ＳＦ小説でよく描かれるテーマごとに作品が紹介されています。なので、自分がどういうジャンルのＳＦに興味があるのか、どの作家のどの作品を読むべきなのか、わかりやすいです。

かわぐちかいじの作品や「アルジャーノンに花束を」などもＳＦとして紹介されていたのを読んで、サイエンスを扱ったものだけがＳＦではないということを知る事が出来ました。そもそもＳＦって何なんだろう、と深く考える事が出来たと思います。

2010/09/21

SF入門書として、素敵な一冊。
これから何を読めばいいかが書いてあるし、
何よりジャンルごとの「ここを読め」とか、
時間もの宇宙ものなどそれぞれの魅力がわかりやすくあって、
入門書だけじゃなくて総集編って感じ。

2010/06/19

いろんなSFが紹介してある本。
梶尾真治さんの本が出てたので借りてきました。

何読もうかなーって迷ってたりすることが多いので、嬉しい一冊。

2010/04/16

SFって何から読んだらいいのか分からなかったのですが、これでだいぶ流れを知る事ができました。SF入門書という感じです。すごい為になりました！読みたくなったし、参考にしまーす！