アメリカと戦間期の東アジア の商品レビュー

高光佳絵【著】

2011/11/27

グローバリゼーションとは、政治・経済・社会諸活動の多くの連鎖が、その広がりにおいて世界規模となり、諸々の国家や社会の内部と相互間で相互作用とそのレベルが激しくなり、また多様化することとされる。
相互依存は戦間期においてアメリカのような国家には変容を強いなかったものの、日本のようなｋ変容を強いた。

石原は、満州事変がいずれは中国との全面戦争につながり、それが結果的に消耗戦争を招くことを覚悟していた。
日本、ドイツがともに中国の資源に注目した。
ウィルソンのグローバリゼーションへの対応は戦争の防止であった。

グローバリゼーションへの対応の1つとして引き起こされた満州事変は、北東アジアに総力戦体制構築といいうグローバリゼーションの要請を持ち込むことになり、日本、中国、ソ連が総力戦体制構築にしのぎを削ることになった。

1930年代前半まで、日本による政治的、軍事的脅威を過大視する一方で、インドや中国のナショナリズムを軽視する傾向がアメリカ国賞極東部にはあった。