城山三郎伝記文学選 1 の商品レビュー
とても読み応えのある伝記シリーズ第1弾 第1部は浜口雄幸と井上準之助による金解禁を主題とした話。いろいろな事象が絡み結果的に金解禁は失敗に終わったのだが、命を賭してまで妥協しないで突き進むところに真の政治家としての気骨を感じずにはいられなかった! 第2部は「政界の三賢人」と言われ...
とても読み応えのある伝記シリーズ第1弾 第1部は浜口雄幸と井上準之助による金解禁を主題とした話。いろいろな事象が絡み結果的に金解禁は失敗に終わったのだが、命を賭してまで妥協しないで突き進むところに真の政治家としての気骨を感じずにはいられなかった! 第2部は「政界の三賢人」と言われた椎名悦三郎・灘尾弘吉・前尾繁三郎の話だが、彼等のうちの1人でも総理大臣になっていたら今の金権政治はなかったかもしれない。 50年くらい前の話だが当時彼等が目指した党の近代化が成し遂げられていればもっと国民も政治を信じて関心を持つようになっていたのではと思わずにはいられない。
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