鉄腕アトム 18巻セット の商品レビュー

手塚治虫(著者)

2018/12/02

手塚治虫、短編でもシリーズものでもいくつか読んだことあったけど
こんな代表作中の代表作を読んだことなかったな…と思い
手にとってみました。
一言で言って

　ア　ト　ム　か　わ　い　い

です。
世話になってる人間のためにいつでも一生懸命で
かわいそうなロボットや宇宙人のために熱くなって
満身創痍であっても希望を見出して
でも時に悩んで時に涙して。
こんなロボット漫画を小さい時にリアルタイムで読んだ日にゃ～そりゃ
科学者になる決意くらいして当然だと思います。

いかにも少年たちのために描かれた漫画なので
わかりやすい勧善懲悪な部分はありますが
科学がユートピアに単純に結びつくわけではないことを
手を変え品を変え、何度も繰り返し訴えているのを見るにつけ
ハッとさせられます。

ちなみに
浦沢直樹の「PLUTO」の元ネタである「地上最大のロボット」のエピソードは
確かに、あれだけで独立した漫画にしてもいいくらい（←で、実際浦沢がそうしたんだけど）エラい内容の濃い回でした。
ウランちゃんがフラグ作ってくれたって意味でファインプレーだと思ってるんだけど、どうかな？？！