とげ の商品レビュー
ご都合主義と言うのは簡単だが、 前半に爽快感が皆無なので最後は「やや」すっきり。 あくまで、やや。 関西弁が自分に合わないのでやや読みにくし。
Posted by
山本氏の小説はこれまでにも幾つか読んでいる。 近隣同士のいざこざが大きな事件につながっていく「どろ」・・ そして家庭の主婦が大企業を相手に闘いを挑む「かび」・・ いずれも主人公の心情に、いつの間にか同化して夢中で読み込んでしまった。 そして今回の作品「とげ」も・・。 帯にも書か...
山本氏の小説はこれまでにも幾つか読んでいる。 近隣同士のいざこざが大きな事件につながっていく「どろ」・・ そして家庭の主婦が大企業を相手に闘いを挑む「かび」・・ いずれも主人公の心情に、いつの間にか同化して夢中で読み込んでしまった。 そして今回の作品「とげ」も・・。 帯にも書かれているのだが、「公務員をナメちゃいけないよ!」とのコピー。 主人公の倉永は、家族4人でつつましく生活をする一介の公務員だった。 しかしある日の事件から、身の回りでトラブルが怒涛のように続出する・・。 そしてその不幸の連鎖は、やがて雲の上の存在であった市長との訴訟にまで発展。 彼は公務員生命をかけて、それに立ち向かっていく。 「公務員はクビにならなくて楽だよなあ・・」 そんな会話をオレの周りでもよく耳にする。 しかし、この「とげ」を読んでみると一概にそうとは思えない。 どんな仕事も、大変で厳しいものだということだよな・・。
Posted by
市役所の相談室の倉永晴之 色んな市民の声の対応に頭が痛い。家庭では妻が事故を起こす。 一職員ではたらい回しの役所の機能は改善されないと最後は市議に立つ。
Posted by
- 1
- 2