風の牧場 の商品レビュー
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もの心ついたときに、父はいなかった。 それは寂しいことではなかった―。 美名子と母のあいだにある、ふれられない空白。 そこには、いつも「不在の父」がいた。 現代を生きるひとりの女性の姿を、思春期から40代までの心の軌跡をとおし語る六篇の物語。 (アマゾンより引用) この主人公、好きじゃないです
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さらさらと読んで、残るような残らないような、不思議な読後感だった。最初の表題作だけ他とちょっと毛色の違う雰囲気を感じて、何となく上手く繋がらなかった。函館のつんと冷えて澄んだ空気と熱い温泉が良いなあ。
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この人とは二度と分かり合えないなぁと思った。 この人の書く作品の何が気に入らないって、女の人にまったく魅力がないこと。 みんな、不満タラタラで、いつもそれを誰かのせいにして、自分からは変わろうとしない、何かしてもすぐ後悔したり妬んだり言い訳したり。 だからって別に男の人にも魅力を感じないってとこもポイント。 なんかもっと面白くなりそうなのに、なんでこんな読んでてむかむかする書き方なんだろうって残念に思う。
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美名子と母のあいだにある、ふれられない空白。そこにはいつも、「不在の父」がいた。 夫婦の間における互いの両親のことや、両親と子どもの間での事情など決して共有できない感情があることを改めて思う。 この物語の中でも例外でなく、理解できない部分を埋めようとするほど無理があり、感情が空回...
美名子と母のあいだにある、ふれられない空白。そこにはいつも、「不在の父」がいた。 夫婦の間における互いの両親のことや、両親と子どもの間での事情など決して共有できない感情があることを改めて思う。 この物語の中でも例外でなく、理解できない部分を埋めようとするほど無理があり、感情が空回りし、相手を傷つけ、孤独感を味わう。 他と比べてどうこう思うのはナンセンスであり、現代社会で多様化した家庭の形もどれが本当なのかなんて答えなどないのだろう。
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もの心ついたときに、父はいなかった。それは寂しいことではなかった―。美名子と母のあいだにある、ふれられない空白。そこには、いつも「不在の父」がいた。現代を生きるひとりの女性の姿を、思春期から40代までの心の軌跡をとおし語る六篇の物語。とまどいながら、その先に見つかる心の本当のかた...
もの心ついたときに、父はいなかった。それは寂しいことではなかった―。美名子と母のあいだにある、ふれられない空白。そこには、いつも「不在の父」がいた。現代を生きるひとりの女性の姿を、思春期から40代までの心の軌跡をとおし語る六篇の物語。とまどいながら、その先に見つかる心の本当のかたちを、美しい文章と丁寧な心理描写で描き出した「絆の物語」。 中々先に読めずにいた本、どうにか読了。
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