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裸足の伯爵令嬢 の商品レビュー

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2009/10/04

19世紀初頭、イギリスの法律は女性になんの権利も与えていなかった。伯爵令嬢として生まれ育ったディナもその例に漏れず、家長の兄の死によって称号も領地も財産も失った。二十歳そこそこの女が1人で暮らしていくことは出来ない。結局、叔父のいる植民地インドにつれてこられた。しかし、インドの気...

19世紀初頭、イギリスの法律は女性になんの権利も与えていなかった。伯爵令嬢として生まれ育ったディナもその例に漏れず、家長の兄の死によって称号も領地も財産も失った。二十歳そこそこの女が1人で暮らしていくことは出来ない。結局、叔父のいる植民地インドにつれてこられた。しかし、インドの気候も何もかもがディナは気に入らない。『何が何でも夫となる男性を見つけてイギリスに帰ろう!!』結婚すれば妻は夫の求めに応じる義務があるが、そんな苦痛もイギリスに帰ることを思えば我慢できるに違いない。 折しも、ロンドンの社交界で交流のあったヴァルモン卿の弟がこの地を訪れるという。その人を誘惑しよう。ディナは悲痛な思いで決意した。

Posted byブクログ