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復活 の商品レビュー

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2022/10/09
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※このレビューにはネタバレを含みます

最高です。 男子バレーは、本当に面白い。 なのに何故、人気がないのか。やっぱり上だと思うのだ。選手はもちろん本気で1番を獲るために戦っているし、そのパフォーマンスは素晴らしい。オリンピックも感動した。なのにだめなのは、やっぱり上だと思う。本書も、あの時の喜びのために選手たちが何を考えて、乗り越えてきたのかわかりやすく書かれている。誰かばかりじゃなくて、全員が主役。当時の悔しさも、喜びも思いだす。でも伝わらない。ファンにもできること、何かあるはずだけど力がなさ過ぎて悲しくなる。 代表だけじゃなくてリーグも盛り上げたい。パリまで止まっていられないのだから。

Posted byブクログ

2009/10/04

―――バレーボールは最終的に、相手より2ポイント多くとっていればセットを奪うことができる。 世界にスポーツは数多く存在するが、それを端的且つ、わかりやすく説明するのは難しい。例外が多かったりする割に物凄く単純だったりする。だから、と言う訳でもないが私はスポーツが大の苦手だ。しか...

―――バレーボールは最終的に、相手より2ポイント多くとっていればセットを奪うことができる。 世界にスポーツは数多く存在するが、それを端的且つ、わかりやすく説明するのは難しい。例外が多かったりする割に物凄く単純だったりする。だから、と言う訳でもないが私はスポーツが大の苦手だ。しかし、見るのは大好きなのだ。あの興奮と落胆、喜びと憤り。下らないくらい単純な情熱、煩わしいくらいの人間模様や心模様。一つのプレーに隠された努力という名の時の流れを感じるのが大好きなのだ。 バレーボールもその一つ。 本書は選手・監督を通して近年の日本男子バレー描いている。記憶としての栄光と、暗く長い時間としての現実。何かを掴もうともがく彼らにスポーツの厳しさを感じる。勝つ事を忘れてしまったスポーツほど悲しいものはないのだ。しかし、彼らは「バレーボールが楽しい」といい、必死で戦っている。 彼らの、挫折や絶望、苦しみを身の糧とし、希望を胸に立ち向かう姿は輝かしく魅力的である。余りに眩しいので劣等感を覚えてしまう。それだけの力強さを持つのだ。 人をそこまでにするスポーツ、バレーボールとは何なのか。最後の4行を読むとバレーボールがとても愛おしくなる。

Posted byブクログ

2009/10/04

バレーボール男子北京五輪世界最終予選(08/05/31開始)の前に読んでおくべき本である。 これを読んでいて、私は、ミュンヘン五輪(72年)前にTV放映された「ミュンヘンへの道」を思い出した。 レベルは明らかに違う。「ミュンヘンへの道」は、五輪金メダル奪取の宣言であった。 対...

バレーボール男子北京五輪世界最終予選(08/05/31開始)の前に読んでおくべき本である。 これを読んでいて、私は、ミュンヘン五輪(72年)前にTV放映された「ミュンヘンへの道」を思い出した。 レベルは明らかに違う。「ミュンヘンへの道」は、五輪金メダル奪取の宣言であった。 対し、この「復活」は、北京五輪の出場権獲得の宣言である。 しかし、これは仕方がない。男子全日本は、もう16年も五輪に出場していないのだ。 世界で勝てないスポーツには、競技者が集まらない。これは、選手層の薄さを招き、勝てないという悪循環になる。 やっと全日本男子に、その悪循環を抜け出す時が訪れている。 旧態依然とした体育会系の上下関係に縛られない新世代が育って来ているのだ。 今回の全日本が、持てる力をフルに出したとき、その実力は、五輪出場権などという小さな目標を遥かに超えるだろう。 予言する。 全日本男子バレーは、北京五輪本戦の台風の目になると。

Posted byブクログ