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神道のこころ の商品レビュー

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2022/03/31

明確な教義がなく、神学もなく、戒律もなく、宗教戦争も、イデオロギーもなく、仏教が入ってきたら、他の宗教が誰もやらないような神仏習合をやってのける神道という精神。 米軍の占領期には、神道こそまるで「十字軍」のような残虐な諸悪の根源と見做されて、必要以上に警戒され神経質に扱われ、日本...

明確な教義がなく、神学もなく、戒律もなく、宗教戦争も、イデオロギーもなく、仏教が入ってきたら、他の宗教が誰もやらないような神仏習合をやってのける神道という精神。 米軍の占領期には、神道こそまるで「十字軍」のような残虐な諸悪の根源と見做されて、必要以上に警戒され神経質に扱われ、日本の非軍事化と並び、非神道化まで目的として掲げられていたようですが、 これほど的外れなこともないでしょう。 神道は闘う宗教ではなく、 もし誤解があるとすれば、当時の国家の意思に利用されたものと言えます。 一方、教義も神学もない「未開の半宗教」として見下す見方もあります。 しかし、硬直したイデオロギーや絶対神信仰から解き放たれ、 教義のわくをこえた「魂」の感覚という神道の良さや強みを見直すべきではないでしょうか。 ハードな宗教は、 自己陶酔的なイデオロギーを持ち、常に敵を設定して、憎悪や嫉妬心を煽ります。 これらの時代はもはや終焉を迎えています。 人類の登場と共に登場した古い宗教には永遠の復元力、生命力が備わっています。 これからは、ソフトな宗教性が要請される時代ではないでしょうか。

Posted byブクログ

2021/09/09

読んでいる途中だが、非常におもしろい。 途中から、文芸論が入り始めるのですが、これにも神道が深く関わっています。 ただ、とにかく面白かったのは、「神道と私」でした。 この部分だけ読んだとしても、十分楽しめます。

Posted byブクログ