虚人たち の商品レビュー
自分が阿保過ぎて、この小説の良さがわからなかった。 主人公が自分が小説の登場人物だと理解して、小説の暗黙の了解を皮肉る形式で物語が進んでいくのは面白い試みだと感じた。 しかし、それゆえに読みづらい。読んでいて辛くなったり この小説の面白さが分かれば、この回りくどい文体も好きにな...
自分が阿保過ぎて、この小説の良さがわからなかった。 主人公が自分が小説の登場人物だと理解して、小説の暗黙の了解を皮肉る形式で物語が進んでいくのは面白い試みだと感じた。 しかし、それゆえに読みづらい。読んでいて辛くなったり この小説の面白さが分かれば、この回りくどい文体も好きになるのかもしれないが、自分には合わなかった。 ただ、今まで小説を読んでいて可笑しいと感じなかったところが、この本を読むことで確かにおかしいよなと考えるようになった。 現実にはあるが、文に落とされると省略される行動があるとこの小説を読むことで気づいた。 兎に角、小説の形式を皮肉る小説は挑戦的だと思う。 多分、自分が書いたこの文も省略されている部分があるのだろう。 また、この文を読み終わった後はこの文上に存在すふ書き手は消滅してしまうのだろう。この文には終わりがあるのだから。
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http://blog.goo.ne.jp/shirokuma_2007/e/50924aeda8b15a8d1959ed389ff237d0
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記憶が正しければ筒井康隆初読の一冊。 泉鏡花賞受賞作だったので。 。。。何もこれを筒井デビューに選ぶ事はないです失敗です。 メタにつぐメタ、またメタの実験作。 すげーなげーよ疲れたよ。
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