グレイシー・アレン殺人事件 の商品レビュー
1938年発表、ファイロ・ヴァンスシリーズもついに11作目。今までは上流階級を舞台にした変人揃いのシリーズだったが、本作のヴァンスは庶民の世界で奮闘する。いわゆる"地元の犯罪"に首を突っ込むミステリなので、上流階級を覗き見るヴァンスものの醍醐味が薄れて、ややこ...
1938年発表、ファイロ・ヴァンスシリーズもついに11作目。今までは上流階級を舞台にした変人揃いのシリーズだったが、本作のヴァンスは庶民の世界で奮闘する。いわゆる"地元の犯罪"に首を突っ込むミステリなので、上流階級を覗き見るヴァンスものの醍醐味が薄れて、ややこじんまりとした作品になっている。導入部から読者を引きつける力が弱く、サスペンス風の展開も物足りない……が、なんだろう。それほど悪くないのだ。なんでだ。
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ヴァン・ダイン11作目。 トリックも犯人も、そこまで意外性が無いというかそのままというか、な作品。グレイシーアレンが中心人物で、トリックなどの中心位置にいる。で、この人、一見しっかりしているようで不思議な行動が多く、本作がちょっと微妙に思う源泉はここにあると思う。
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おそらく初めて読んだ海外作家の小説。 家の本棚にあったので読んだ。 しかし昔すぎて内容を全然思い出せん。 かなり面白かった気がするんだがなぁ。
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- ネタバレ
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煙草に服を焦がされた少女グレイシー・アレン。そんな彼女に服をプレゼントしたヴァンス。 マーカムの命を狙う脱獄犯ペニー・ぺリンチ。ペニーの恋人デル・マールの働く酒場で働くグレイシー・アレンの兄フィリップ。給料の値上げ交渉に出たフィリップ。支配人ダニエル・マーチーの部屋で見つかった男の遺体。遺体はフィリップの物とされたが…。マーチーの部屋に出入りしたものがいないなか誰が殺害したのか?ペニーの殺害の連絡。 2000年1月19日再読 2002年8月20日再読 2009年2月26日再読
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