長ぐつをはいたネコ の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
手に取る機会があってよみました。 むかし、あるところに、ひとりの粉屋がいました。 その粉屋が死んだとき、三人のむすこにのこしたものといえば、水車小屋と、ロバと、ネコだけでした。 いちばん上のむすこが水車小屋をとり、二ばんめのむすこがロバをとったので、すえむすこには、ネコしかのこりませんでした。 すえむすこは、がっかりしましたが……。 そうそう、カラバ公爵だった、と読み進めます。 いつどの絵本で読んでもらったのかは覚えていませんが、おしゃれであたまのいい話だなぁと思った覚えがあります。 それは新鮮なおもしろさでした。 これはマーシャ・ブラウンの絵で、線がふわふわしていて輪郭がはっきりしないけれど、やっぱりすてき。 ネコが人食い鬼の城に向かうページが絵画のようで、ほうっとします。 西洋の鬼が変身した後の姿で描かれていたので、元の姿がどんな風だったか見てみたかったです。 文章は長いけれど、さらさら流れるように読めて、ほれぼれします。 石井桃子さんの解説が1枚ついていて、マーシャ・ブラウンさんが大柄であったことと、来日時に尺八を求めたというのも初めて知りました! 文章も絵も大人びているので、小学生から。
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☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆ https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BN15613472
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申し訳ありません、現在品切れ状態です。 購入できません。20130618 復刊ドットコム http://www.fukkan.com/
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形見分けで猫一匹しかもらえなかった粉屋の末息子。けれどこの猫が、知恵と行動力で末息子に幸運をもたらします。題材によって画材もタッチも変えるマーシャ・ブラウンは、この絵本でも、お話にぴったりの絵をつけています。王さまとお姫さまがゴーヂャス!この色使い、大好きです。
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