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極楽谷に死す の商品レビュー

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2014/05/05

著者自身が学生運動に直接関わってはいなかったものの、当時の闘争に熱く生きた仲間たちと30年後に再会した物語である。それぞれが異国の地に移り、決して豊かではない暮らしに身を置き、ある者は逝っていた。一見、夢破れたかのようであるが、かつて負った心の傷と共にあの魂は失せてはいないことへ...

著者自身が学生運動に直接関わってはいなかったものの、当時の闘争に熱く生きた仲間たちと30年後に再会した物語である。それぞれが異国の地に移り、決して豊かではない暮らしに身を置き、ある者は逝っていた。一見、夢破れたかのようであるが、かつて負った心の傷と共にあの魂は失せてはいないことへの悲喜が綴られる。

Posted byブクログ

2009/10/07

1960年代後半から70年代にかけて男性週刊誌の編集者(著者の姿を投影した主人公)が呼吸した当時の空気は、同世代として想起できる。六本木のキャンティ、横浜のディスコ、そこにベトナム戦争の影が忍び込み、若者は新宿駅で機動隊とゲバ棒で応戦する・・。回顧なのか?時間つぶしにはまあまあ。

Posted byブクログ