1,800円以上の注文で送料無料

稀代の軍師 黒田官兵衛 の商品レビュー

5

2件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    0

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/06/21

稀代の軍師 黒田官兵衛 編:播磨学研究所 日本の転換期に軍師として生きた黒田官兵衛は、戦国の世を生き抜き、52万石の大大名として、その生を全うしました。黒田官兵衛のすごいところとは、織田の与力から、秀吉に味方し、中国大返しを行って、天下統一に大いなる貢献を行ったこと、秀吉の小田...

稀代の軍師 黒田官兵衛 編:播磨学研究所 日本の転換期に軍師として生きた黒田官兵衛は、戦国の世を生き抜き、52万石の大大名として、その生を全うしました。黒田官兵衛のすごいところとは、織田の与力から、秀吉に味方し、中国大返しを行って、天下統一に大いなる貢献を行ったこと、秀吉の小田原合戦の従軍して、戦国時代を終わらせたこと、関ケ原の役で、子、長政とともに、家康に味方し、江戸時代へ導いたことがあげられ、戦乱の世を平和の世に導いた立役者であり、秀忠からは、張良とまでほめたたえられています 官兵衛は、1546年天文15年に播磨国姫路に生まれています 姫路は、畿内に近く、昔から、豊かな国であり、交通の要所でありました 山陽道、美作道、但馬道、湯山道の四街道に加えて、港もあり、四通八達の要地としてしられていました そこで、母からは文を、父から武を得て、育ちました。 まっさきに、信長に味方をしようと決めたのは、そうした土地柄で、各地の情報が官兵衛のもとに集まってきていたのだろうと考えています 官兵衛の情報収集は、武人だけでなく、千利休のような文人や、商人にも及んでいました 官兵衛はそれまでに、神託で戦の方向を決めていたことなどをやめて、論理的に戦略戦術を進めており、まさに近代的な軍師といえます。それだけでなく、一夫一妻にて、仲睦まじい家庭を築き、家中を盛り立て、良民をいつくしんでいます。キリシタンであったが、神仏も合わせて保護し、太宰府天満宮を庇護しています 誇り高き、黒田武士の中には、名もない農民や雑兵の出であったものもいて、実力があれば、貴賤の区別なしに取り立てる、官兵衛の合理的な一面をうかがうこともできます 官兵衛の子、長政が、三木攻めの折り、竹中半兵衛に命を捨てて守られたこと、逆に、長政は半兵衛の子重門を助け、関ケ原では、同じ場所に陣所を設けているというエピソードは、まさに希代の軍師そのものだと感じました 目次 天下の軍師・黒田官兵衛 / 小和田哲男 官兵衛 : 中核都市・姫路の発見者 / 中元孝迪 司馬遼太郎と黒田官兵衛 / 橘川真一 妻・幸圓と黒田家の女たち / 小石房子 黒田二十四騎のドラマ / 本山一城 三木合戦と官兵衛 : 「武功夜話」にみる / 吉田蒼生雄 文化人・官兵衛 / 諏訪勝則 黒田家の播磨武士と「流れ」の関係 / 武野要子 「黒田家譜」の成り立ち / 横田武子 天下取りの夢と挫折 / 加来耕三 官兵衛を歩く / 神戸新聞姫路支社 あとがき 執筆者紹介 ISBN:9784343004574 出版社:神戸新聞総合出版センター 判型:4-6 ページ数:280ページ 定価:1700円(本体) 発行年月日:2008年04月 2008年04月10日第1刷 2012年12月10日第2刷

Posted byブクログ

2011/11/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

主に播磨国からみた黒田如水について講演をまとめたもの。黒田氏は近江(播磨説あり)から備前福岡経由で姫路、豊前中津、筑前福岡と移動した商人的性格の強い武士。

Posted byブクログ